『ドクター・フー』ジョディ・ウィッテカー、製作総指揮と共に卒業

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英国で絶大な人気を誇る長寿SFファンタジー『ドクター・フー』で、2017年のクリスマススペシャル「戦場と二人のドクター」から女性初となる13代目ドクターを演じていたジョディ・ウィッテカーの降板を米TV Lineが伝えている。

以前から噂されていた降板説を認めるかたちになったBBC。ドクター2年目になるシーズン12の時、「ええ、3年目になる来年分のシーズンもやる予定です。どこかの時点でまたドクターを誰かに引き継がないといけない時が来ると思うけど、まだ今はその時期ではない。私はまだドクター役にしがみついているから!」と3年は続投することを語っていた。来年放送予定の長編3作がジョディ演じるドクターの見納めになりそうだ。

1作目は2022年1月に、3作目は同年秋に放送予定。これをもってを離れるのはジョディだけでなく、シーズン11から製作総指揮を務めていたクリス・チブナルも降板するという。

ジョディは声明の中で「私の心は『ドクター・フー』への愛でいっぱいです。成し遂げたチーム、観てくれたファン、作品が私の人生にもたらしてくれたもの」とコメント。「素晴らしい物語を私に託してくれたクリスには感謝しきれません。私たちはこの波に一緒に乗って、バトンを繋ぐときも一緒にいたいと思っていました。最高の仕事に終わりを告げるまであと数週間です」

チブナルは「ジョディと私は一生に一度のすさまじく楽しい瞬間のはじまりに、3シーズンという約束を交わしたのです。そして今、役目を終え、ターディスの鍵を返します。ジョディの見事でアイコニックなドクターは私たちの高い期待を超えてくれました」とコメントを加えた。

ここ数年同様、3シーズンで交代になったドクター。14代目は誰が務めるのか。今後の続報を待ちつつ、最後のジョディ版ドクターになるシーズン13を楽しみたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:

『ドクター・フー』シーズン11 (c) BBC Studios