YouTubeが、ライブ配信でのHDR(ハイダイナミックレンジ)に対応したことを発表しました。YouTubeではこれまで通常のムービーのみHDRに対応していましたが、ライブ配信も対応したことで、YouTubeでより美麗な映像をリアルタイムで楽しむことができるようになります。

Seeing is believing: Launching HDR for live streams

https://blog.youtube/news-and-events/seeing-believing-launching-hdr-live-streams/



YouTube Is First Video Platform to Support HDR Livestreaming - Variety

https://variety.com/2020/digital/news/youtube-hdr-livestreaming-1234848605/

HDRはハイダイナミックレンジの略で、明るいところと暗いところの輝度差(ダイナミックレンジ)が従来のものよりも広い映像のことを指します。これまでのSDR(スタンダードダイナミックレンジ)では表現できなかった暗闇や明るい場所のディテールが見えるようになり、肉眼で見た映像により近い見え方になります。ただし、高画質な映像を実現するにはHDRだけではなく、4K〜8Kの解像度、DCI-P3やBT.2020、BT.2100などの広域色空間、60fpsや120fpsといった高フレームレート、10bit〜12bitのビット深度なども求められます。

YouTubeが公開しているSDR(上)とHDR(下)を比較した画像が以下。



また、実際にYouTubeで公開されているSDRとHDRの比較ムービーの1例を以下から見ることができます。

4K HDR (HLG) -comparison to SDR | Sony | α - YouTube

YouTubeは、2016年からHDRをサポートしていましたが、アップロードされたムービーのみで、ライブ配信ではサポートされていませんでした。しかし、2020年12月8日からサポートされているエンコーダーを使うことで、HDR映像をYouTubeにライブ配信することが可能になります。また、HDR映像をサポートしているデバイスであれば、HDR映像のライブ配信を楽しむことができます。

YouTubeは「私たちは、クリエイターたちが自分の動画にHDRで全く新しい次元を加えたことに非常に感銘を受けており、HDR映像への対応がライブ配信業界にどんな意味を与えるのか楽しみです」と語りました。