プロサウナーの熱中症対策! 暑い夏は「サウナと水風呂」で乗り切ろう
岐阜県多治見市で40.7度を記録するなど、全国的に異常な猛暑が続いており、熱中症とみられる症状で救急搬送された人は全国で数千人、死者も出るなど、深刻な事態となっています。
この状況を憂慮し、何とかしたいと考えている、プロサウナーの濡れ頭巾ちゃんです。医師や気象予報士が、ニュースで熱中症の危険性や予防法を解説していますが、毎日90度を超える高熱空間で、いくら大量発汗しても絶対熱中症にならないプロサウナーに、その対策を聞きに来ないのはどうしてだろう(笑)
ということで、聞かれないので答えてしまいますが、熱中症予防の切り札はずばり「サウナと水風呂」です。
気温を感じるセンサーは相対的なもの
35度以上の猛暑日と言われても、いつも入っている90度のサウナ室と比べたら、正直、生ぬるい「採暖室」くらいにしか感じません。
勝手に思っているのですが、人の気温に関する「温冷センサー」というものは相対的なものだと思います。その証拠に、前日の気温が40度で翌日が30度だったりすると、とても涼しく感じます。「もう夏が終わってしまったのか」と寂しくなったり……。
逆に、前日20度で翌日が30度だと、もう暑くてフラフラ。お天気お姉さんが「急な暑さに注意してください」と注意喚起する事態になります。つまり、同じ30度という気温でも、感じ方は相対的に「寒い」「暑い」となるのです。
ちなみに、筆者は日本の最低気温(マイナス41度)を記録した北海道旭川市出身ですが、同様のことは寒さにも当てはまり、前日マイナス30度で翌日がマイナス20度だと、もう「Tシャツ一枚で外出できるんじゃないか」と思うくらい暑く感じます。
話はそれましたが、90度のサウナ室に入った後、38度の外気温というのは意外に涼しく感じます。また、普段からサウナに入って汗腺を鍛えておくことでスムーズに汗をかくことができ、体温を下げられるようになります。
熱中症対策の決定版は「冷たい水風呂」
90度のサウナで蒸され、大量発汗した後は、必ず「冷たい水風呂」に入ってください。水風呂は体温の上昇や、血管の拡張による血圧低下を抑える効果があります。サウナーが熱中症にならないのは、水風呂で深部体温をしっかり下げているからなのです。
何よりも、サウナと冷たい水風呂のセッションを何度か繰り返すことで、トンネル発破のごとく毛細血管が開通し、自律神経のバランスがととのい、体の温度調整機能がととのうので、炎天下で外に出ても汗をかかず、お肌をツルツルサラサラにキープできます。
自然と外気温に順応できる体になるので、暑さをそれほど感じなくなるのです。当然、水分・塩分補給は忘れずに行ってください。
食欲爆裂で夏バテ知らず
サウナと水風呂を繰り返し、休憩を挟むことで得られる独特の喜びを「ととのった!」と表現しますが、ととのった時の食事ほどおいしいものはありません。ほんのり高揚し、多幸感があふれた状態なので、何を食べてもおいしく感じられ、夏バテによる食欲不振は一切なくなります。
また、サウナ後はびっくりするほどよく眠れるようになるので、夏バテ知らずの体になります。国民の生命を守るために、今すぐ「サウナ・水風呂キャンペーン」を行うべきだと筆者は思います。
以下、冷たい水風呂のあるオススメサウナをご紹介します。
【新橋・オアシスサウナアスティル】
水風呂には冷却装置(チラー)が2基付いています。一つは浴槽内の濾過(ろか)循環水を冷却するもの。もう一つは、あふれた水を埋めるための新水を冷やすもの。この時期、冷却装置が付いていない水風呂は「ぬるま湯」のようになってしまいますが、同店では、猛暑日でも常に16度前後をキープしています。
【鶯谷・サウナセンター】
都内最古のサウナ。古いながらも清掃が行き届き、サウナ室のコンディションも秀逸で、サウナ愛好家からは「レジェンドサウナ」と称されています。水風呂は、根岸の井戸水を使い、肌触りも柔らか。水温は15度をキープし、天井に映ったキラキラとした水面を見るだけでもととのってしまう、最高の施設です。
【京都北山新町・加茂湯】
一見、普通の銭湯ですが、水風呂には氷がドバドバ投入されるハイテク装置が完備されています。もともと、水質のよい京都ですが、同店は柔らかな井戸水を15度前後に冷却し、氷水風呂として楽しめるアトラクション銭湯です。
【福岡・ウエルビー】
中洲のど真ん中にある同店には、なんと、水温5度(!)の日本最冷水風呂があります。冷たいというより「痛い」領域で「サウナクレイジー」な施設です。

