台湾マック  “60秒以内に商品提供キャンペーン”批判殺到し中止に

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(台北 20日 中央社)台湾マクドナルドは19日、今月13日からドライブスルーの利用客を対象に実施していた支払い後60秒以内に商品を提供するキャンペーンを、当初予定を繰り上げ、20日午後8時で終了すると発表した。実施をめぐっては消費者から労働環境の悪化につながるなど批判が上がっていた。

マクドナルドの説明によると、今年で3年目になる同キャンペーンは利便性の向上を図り、“お急ぎのお客様”にドライブスルーの利用を促すため実施。60秒を超過した場合は商品の無料引き換え券を配布していたという。

だが、インターネット上などでは、トラブルの発生や従業員への負担増大を懸念する声が続出。台北市政府労働局も19日、従業員に極度の理不尽なプレッシャーを与え、心身を害する恐れがあるとして職業安全衛生法違反の可能性を指摘。調査を行うとしていた。

マクドナルドは従業員への影響を考慮した上で、引き続き顧客に対し優良なサービスを提供するとしている。

(魏紜鈴/編集:齊藤啓介)