学生の窓口編集部

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フランスのアーブル(Havre)大学が、人間の匂いを香水にする製造に成功しました。その誕生秘話と今後の可能性について伝えます。

亡くなった父親の写真や遺留品だけでは、どうしても心が慰められなかったというKatia Apalateguiさん。

「母も亡き夫の匂いが恋しい、だから、枕カバーを洗濯できない。」と話をしていたので、どうにか、父親の匂いを香水にできないか・・・と思案する日々が続きました。

母の思いを胸に、意を決して、Katiaさんは何社かに相談に出かけました。そこで、地方の行政改革に携わるSeinari氏と出会ったことを機に、アーブル(Havre)大学の巨大分子有機化学研究所(URCOM)で、人の匂いを香水にするプロジェクトが始まりました。

研究に携わった学生たちは、亡くなった人の匂いを保存できる唯一の手段として、こうした香水を製造できたことに自負しています。

研究所所長Graldine Savary氏に製造過程についてお話を聞きました。
「まず、その人の洋服から匂いを採取し、アルコールに浸け、香水という形に再構成させます。詳しいレシピについては、コカコーラの製造過程と同様、残念ながら秘密です。これから、商品化しますので」とのこと。

保険会社に勤めていたKatiaさんですが、現在は、 Kalainという会社を立ち上げ、この成功を商品化するための準備にとりかかっています。
すでに、香水の製造権は、アーブル(Havre)大学の巨大分子有機化学研究所(URCOM)から、パリのビジネススクールに通う息子に移譲されており、今秋(2015年9月)から、フランスの葬儀関連会社に向けて売り出されるそうです。
また、アメリカでの販売も確定しているとのことです。

一体、その香水はいくらぐらいなのでしょうか?Katiaさん曰く、「560ユーロ前後(日本円で、1ユーロ=135円とすると、75,600円)になるでしょう。」

高いと感じるか、それとも安いと感じるか、きっと人それぞれでしょう。愛する亡き人が恋しくなったら、シュッと香水を振りかけて、その人が側にいるように感じられたら、心が慰められそうですね。

参考
http://www.meltycampus.fr/france-l-universite-du-havre-invente-un-parfum-a-odeur-humaine-a404414.html