2012年に自死した静岡県警の警部補Xさん(当時31歳)の遺族らが、自死の原因は過重労働にあったとして静岡県を相手取り「安全配慮義務違反」を理由に損害賠償を求めていた2件の訴訟の上告審で、7日、最高裁(第二小法廷・三浦守裁判長)は裁判官の全員一致により、県の損害賠償責任を認める判決を言い渡した。 本件ではXさんの妻子と両親がそれぞれ静岡県を訴え、訴訟手続きは別々に進行した。控訴審の広島高裁でも別々の法廷に係