−バルバラ・ベルルスコーニとサポーターは、ミランは投資の仕方が悪かったと主張しました。賛成ですか?
「クラブは別の目標があるのだと明らかにすべきだ。ユーヴェと争うことや、欧州のトップ10に入ることはできない。プロジェクトが存在しないんだ。今だけを見て、明日を見ていない。プレーに機能する選手たちを買わなければいけないんだ。フリーの選手たちだけじゃなくてね。一度はうまくいくかもしれないが、常にそうなるわけじゃない。それでその選手と豪華な契約を結んでは、何の役にも立たないだろう。だが、問題は構造的なんだ」

−もう少しご説明いただけますか。
「ミランにはたくさんの従業員がいる。だが、スポーツ面での構造は十分構築されていない。ガッリアーニはとても素晴らしいディレクターだが、選手たちを理解することはできない。彼がすべてをやっている。これはあり得ないことだ。常に同じ代理人、特に一人を信用していては、一度はうまくいっても常にうまくいくことはないんだ。土台として、知識がなければいけない。ブライダは近年外れていたし、以前はレオナルドがいて、ミランにふさわしい選手かどうかを理解する助けとなっていた。レオが私にスポーツディレクターをやらせたがったときに、ガッリアーニが『時代遅れの人だ』と言ったことを覚えているよ。それは事実じゃない。周囲に有能な人材がいれば、過ちは減る。例えばピルロだ。監督が『アンドレアは終わった選手でもう必要ない』と言って来たら、クラブの誰かが『それは違う。ピルロはクラブの財産だ。残らなければいけない』と反論しなければいけないんだよ。そうすれば、ユーヴェを有利にすることもなかっただろう。それから、今のミランにはハイレベルなスカウト網がない。以前はベストの選手を選ぶことができたが、今はチームに機能する選手たちを獲得にしに行かなければいけないんだ。もっとずっと小さなチームと比べても、ミランははるかに後れを取っている」

−ですが、ガッリアーニのマネジメントは長年にわたって良い結果をもたらしました。
「そうだ。だが、結果は決して一人の人間だけによるものではない。ガッリアーニはどんな分野でも唯一無二の基準となる人物だ。違いは、以前のミランには強いグループがあり、ドレッシングルームを管理できたということだよ。誰かが良くなければ、我々が正していた。ガッリアーニしかいなかったと考えることもできるかもしれないが、適切な知識を持つ人たちのシナジーもあったんだ。それにベルルスコーニの投資もあった。勝者のメンタリティーを持つ選手たちがたくさんいなくなったことで、すべてが崩れ落ちたんだ」

−ガッリアーニは残るべきでしょうか?
「それは私が言うべきことではない。私が思うのは、自分は全能だと感じると、結果は他人のおかげでもあるということを理解しなくなるということだ。勝つためにはアイディア、プロジェクト、大きな情熱が必要となる。ミランに残っているのは情熱だけだ。そしてそれだけでは足りない」

−バルバラはミランを率いられる人物でしょうか?
「分からない。周囲の人間にもよるだろう。サッカーやサッカー選手について精通しているとは思わない」

−しばらく前にあなたがクラブに戻ってくるという話がありました。どれほど実現に近づいたのですか。そして、なぜ破談となったのでしょう?
「バラバラと2回話し合って、役割が分担されることになって、ガッリアーニの後任としてテクニカルエリアを任せるという話だった。だが、もう誰とも連絡していない。彼女は、今私が話したようなことを伝えるために私のことを望んでくれ、私も準備があったが、続かなかった」

−クラブの責任はどれくらいでしょう?
「この状況が選手たちの役に立たないことは確かだ。過去にも問題はあったが、常にミラネッロで監督、キャプテン、選手たちによって解決されていた」