四川省南充市で28日午前、警察と裁判所が襲撃されていたことが分かった。小型バスを運転する男がまず中級人民法院(裁判所)の敷地ゲートに車をぶつけ、次に交通警察大隊の敷地に突入した。中国新聞社が報じた。北京市内では同日、自動車が天安門への突入を試み、欄干に激突して爆発・炎上した。(写真は中国新聞社の29日付報道)

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 四川省南充市で28日午前、警察と裁判所が襲撃されていたことが分かった。小型バスを運転する男がまず中級人民法院(裁判所)の敷地ゲートに車をぶつけ、次に交通警察大隊の敷地に突入した。中国新聞社が報じた。北京市内では同日、自動車が天安門への突入を試み、欄干に激突して爆発・炎上した。

 南充市での事件は28日朝に発生。現場を目撃した人が午前9時20分ごろ、事件の写真や状況を伝える文章をウェブサイトで発表したために情報が広まった。

 文章によると、バスを運転する男は最初に、中級人民法院のゲートに自ら運転する車をぶつけた。次に交通警察大隊の敷地内に突入し、駐車していた警察車両に向けて突入した。

 大破して部品をあたりに四散させた警察車両もある。交通警察大隊の敷地の囲いは鉄製ではあるが比較的簡素なものだったので、バスにぶつけられた警察車両が囲いを外側の歩道に押し倒した。

 南充市警察は同日午後、容疑者の身柄を拘束したと発表した。発表によると、事件発生は同日午前7時25分ごろ。容疑者はワゴン車を運転し、交通警察第一大隊と市中級法院に突入して、自動車を毀損(きそん)するなどした。容疑者は逃亡したが、警察は市内のバス発着所で身柄を拘束した。同事件で警察官2人が負傷し。警察車両5台が被害を受けたという。

 男が運転していたのは、中長距離路線を走るバス。中国では市街地と周辺の郊外や農村を結ぶバス路線で、車両を保有する運転手が営業許可を得て運行する「個人営業」のバスも多い。

 容疑者は裁判所や警察に、なんらかの恨みを持っていた可能性がある。(編集担当:如月隼人)(写真は中国新聞社の29日付報道)