日本「武力威嚇に対応を」、中国「恥知らずめ」=中国版ツイッター
中国のポータルサイト新浪網のニュースセンターは、中国版ツイッター・新浪微博に開設したアカウント「微天下」で、レーザー照射問題についての小野寺五典防衛相の発言を伝えた。中国の微博ユーザーが多くのコメントとともにリツイートした。
中国海軍艦船による海上自衛隊護衛艦へのレーダー照射について、小野寺五典防衛相は7日の衆議院予算委員会で「国連憲章上、武力威嚇にあたるのではないかということで対応を検討する」と述べ、日中防衛ホットライン構築の要請を検討していることも伝えた。
同ニュースに対して「日本人は本当に恥知らずだな」、「こんな恥知らずはほかに見たことがない」など、日本の対応を非難するコメントが多く寄せられた。また、「明らかに日本は焦っているな」という感想も寄せられた。
中国側がレーザー照射したことについては、尖閣諸島(中国名:釣魚島)問題を念頭に置いて、「これは日本に心理的な圧力を加えることになる。この種の圧力はさらに加えるべきだ。そうすれば物事を有利に解決できる」という主張があった。
小野寺防衛大臣が国連憲章上の武力威嚇に当たると述べたことに対して、「確かに憲章に違反しているな。でもわれわれは何も恐くない。われわれには盟友もいないし、誰から何を言われても怖くない」、「国連なんて怖くない。中国に国際社会など必要ない」などの強気の意見があった。
また、「でも中国は日本から何百回もロックオンされているみたいですが」と、中国メディアの報道内容をうのみにしているユーザーや、「常任理事国が敗戦国の言うことなど気にするか? 国連は戦勝国が作ったものだということを忘れるな」と、常任理事国の優位性を主張するコメントもあった。
米ソ英仏とともに第二次世界大戦を戦ったのは「中華民国」だったが、中華人民共和国は「1949年の同国成立と共に中華民国時代は終わった」との立場であり、国連安保理の常任理事国であることも「大戦を戦い、戦後秩序を形成した主要戦勝国」であることが理由としている。
外交的には安保理常任理事国であることを極力活用しているが、一方では国内に、「国連は所詮、西側諸国の意向を強く反映する国際組織」との不信感もある。この不信感は、中国の言動に対していわゆる国際社会が反発する際にも、色濃く表れる場合がある。
しかし、中国海軍艦船による海上自衛隊護衛艦へのレーダー照射問題については、「国際世論が味方についていない中国は、何をしても間違っていることになる。この点は考慮(こうりょ)に値する点だ」という冷静なコメントも寄せられた。
一方では、「なぜ中国海軍は沈黙しているのだ」という、「軍が出て当然」という主張もあった。(編集担当:畠山栄)
