6日の香港マーケットは、主要90銘柄で構成されるハンセン指数が前日比315.17ポイント(1.22%)高の26213.78ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が70.26ポイント(0.80%)高の8800.75ポイントと反発した。売買代金は3047億3710万香港ドル(約6兆855億円)に拡大している(5日は1222億3470万香港ドル)。
 投資家のリスク回避スタンスがやや薄らぐ流れ。米イランの和平交渉が進むと期待されている。トランプ米大統領は5日、交渉で大きな進展があったとし、米軍の護衛による船舶の通過を支援する計画「プロジェクト・フリーダム」を一時的に中止することでイラン側と合意したと自身のSNSに投稿。それに先立ち、ルビオ米国務長官は5日、ホワイトハウスで記者団に対し、目的は達成したため、米国はイランに対する「攻撃的な」軍事作戦を終了したと発表した。原油高騰も一服。5日のNY商品取引所では、WTI原油先物が前日比3.9%安の102.27米ドル/バレルと反落し、日本時間6日の時間外取引では、一時100米ドルを割り込んで推移している。交渉の進展を見極めたいとして、朝方は上値の重い場面がみられたものの、指数は徐々に上げ幅を広げた。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、ガラス生産の信義玻璃HD(868/HK)が9.8%高、全国展開型デベロッパーの中国海外発展(688/HK)が7.0%高、中国政府系デベロッパーの華潤置地(1109/HK)が6.7%高と上げが目立った。
 セクター別では、中国の不動産が高い。中国海外発展や華潤置地のほか、越秀地産(123/HK)が8.0%、中国金茂HD(817/HK)が7.7%、建発国際投資集団(1908/HK)が7.3%、龍湖集団HD(960/HK)が4.7%ずつ上昇した。当局の不動産支援策が引き続き支援材料。足もとでは、中国各地で新たな住宅支援策の導入が相次いでいる。報道によると、連休中の住宅販売は政策効果で好調だったもようだ。
 半導体セクターも急伸、瀾起科技(6809/HK)が16.8%高、兆易創新科技集団(3986/HK)が14.5%高、華虹半導体(1347/HK)が9.3%高、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が5.7%高で引けた。
 空運セクターもしっかり。国泰航空(293/HK)が3.1%高、中国南方航空(1055/HK)が2.2%高、中国東方航空(670/HK)が1.7%高、中国国際航空(753/HK)が1.4%高で取引を終えた。
 半面、石油セクターはさえない。百勤油田服務(2178/HK)が6.0%安、中石化石油工程技術服務(1033/HK)が4.9%安、中海油田服務(2883/HK)が2.7%安、中国海洋石油(883/HK)が1.8%安と値を下げた。
 自動車セクターも安い。嵐図汽車科技(7489/HK)が6.0%、小鵬汽車(9868/HK)が4.0%、蔚来集団(9866/HK)が3.5%、理想汽車(2015/HK)が2.6%ずつ下落した。
 メーデー連休明けの本土マーケットは3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.17%高の4160.17ポイントで取引を終了した。ハイテクが高い。不動産、素材、軍需産業、インフラ関連、運輸、公益、自動車、医薬なども買われた。半面、エネルギーは安い。銀行・保険、食品飲料の一角も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)