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亀山真依アナウンサーが「秀島由己男展」をリポート

まるで作品の世界に入り込んだような写真が撮れるフォトスポットになっています。

【写真を見る】美術展なのに年齢制限?ベールに包まれた18禁のアート空間も 水俣が生んだ異才・秀島由己男の「緻密すぎる裏側」と独学の天才が遺したもの 熊本市現代美術館

4月18日(土)から熊本市現代美術館で開催されている「秀島由己男展」の会場に来ています。

18歳以上しか入れないエリア

僭越ながら私、「秀島由己男展」の熊本展公式アンバサダーを務めさせていただいています!全部紹介したいぐらい魅力がたっぷりなんです。お届けしていきますね。

まずは、こちらです。美術館にはなかなかないような淡いベールに包まれたエリア。こちら、年齢制限があるんです。18歳以上の方しか入ることができません。つまりはそういうことなんですけれども、テレビでは映せないので私が確認してきます。

そういうことです。中がどうなっているのか。ははあ。ああ、こういうね、アートになると、そういう感じなんだなというのがベールに包まれていますので、ぜひ会場で見てみてください。

改めて、秀島由己男さんはどんな芸術家だったんでしょうか。

「秀島由己男」って?

秀島由己男さんは1934年に水俣市で生まれて、中学卒業後は独学で絵画技法を学びました。その後、美術評論家達にその才能を認められ、大きく世に出ることになります。

代表作は「霊歌」です。口を縦に大きく開けて歌っている姿のモチーフが、作品にたびたび登場しています。水俣が生んだ異才と称され、戦後日本版画の重要作家の一人として高く評価されています。

学芸員が知る"秀島由己男"

秀島さんは2018年に亡くなっているんですが、ここからは生前、親交が深かったという冨澤さんにお話伺います。

冨澤さん、まずこちらの美しい輝きを放っている貝ですけれども、こちら作品ではないんですよね。

秀島さんと親交があった 学芸員 冨澤治子さん「そうなんです。これは昨年発見されました、秀島由己男さんの貝のコレクションのごく一部なんです。これが一体なぜここで展示されているかといいますと、こちらの作品「思い」。頭が貝で体が女性の作品なんですけれども、この貝のモチーフがこちらの貝からヒントを得たものになっています」

本物を見ることができるんですね。さらに白黒だけでなく、こういった鮮やかな作品も残されていますね。

学芸員 冨澤治子さん「はい、カラーの作品、モノクロの作品と同時期に作品を作り続けるというユニークな側面がありましたので、そのような作品も紹介しています」

すべて、独学で学ばれています。

続いては、パンフレットの写真がモチーフとなった作品がこちらです。よく見ると帽子が同じです。写真も展示されていますので見つけてみてください。

音声ガイドで理解を深める

ここで皆さん少し耳を澄ましてみて下さい。

Behind the scenes of his creative process. Hideshima passed away suddenly in 2018, leaving everything in disarray. His works and related materials were entrusted to Nagomi town, by his family…(創作の舞台裏。秀島は2018年に急逝し、すべては未整理のまま残されました。作品と関連資料は、遺族により(生活・制作拠点だった)和水町に託され……)

私、亀山が音声ガイドの英語版を担当させていただきました!もちろん、日本語版もありますので、ぜひ作品と一緒に楽しんでください。

見つかった資料の中で、特に貴重というのがこちらになります。

貴重な資料が見つかる

学芸員 冨澤治子さん「はい、こちらの作品が 霊歌<憩い> の原版になります。何が特にいいのかと言いますと、まず表現も素晴らしいんですけれども、この上半分に描かれた、上半身裸の男性のモデルが、実は秀島由己男さんご本人だったという写真資料と合わせて発見されました」

本当に緻密ですね。その作品がこちらになります。すべて合わせて、制作の裏側を皆さん感じてみてください。

一から見ていくと作品の技法とか作風がだんだんと変化していって、秀島さんの人生そのものを辿ることができます。こちら、会期は6月21日までです。ぜひ皆さん会場で間近でご覧になってください。

秀島由己男展~ダークファンタジー/ミステリアス 水俣が生んだ異才~ 熊本市現代美術館