フル装備の「プリウス Z」!

写真拡大

豪華な「フル装備のプリウス」に魅了される理由とは?

 ハイブリッドの先駆者として四半世紀の歴史を築いてきた、トヨタ「プリウス」。現行モデル(5代目)は斬新なハンマーヘッドデザインやクーペのような流麗なボディを採用し、これまでの実用モデルからスポーティ路線へと移行しました。

 同時に、装備などが進化したこともあり車両価格が上昇したのにも関わらず、最上級の「Z」グレードが人気となっているようです。

【画像】超カッコいい! これがフル装備の「豪華なプリウス」です!(30枚以上)

 現在、プリウスにはビジネス向けのエントリーグレードとして1.8リッターハイブリッドの「X」が用意されていますが、個人ユースで主流となっているのは2リッターのハイブリッドおよびプラグインハイブリッドを搭載した「G」と最上級の「Z」です。

 駆動方式は、プラグインハイブリッドは2WDのみですが、1.8リッター/2リッターハイブリッドは4WD(E-Four)も選択可能で、さらに個性を求める人に向けて、特別仕様車の「Gナイトシェード」がラインナップされています。

 トヨタの販売店スタッフによると、7割が「Z」を選んでいるといるとのことですが、どのような魅力があるのでしょうか。

 ハイブリッド車(2WD)で価格(消費税込)を比べると、Gが324万7300円、Zが387万500円と、約62万円の差があります。

 ボディサイズ(全長4600mm×全幅1,780mm×全高1,430mm)やハイブリッドシステムの出力に違いはなく、つまり両グレード間の価格差は装備内容によるものと言えます。

 装備内容を比較してみると、「Z」のエクステリアではフロントドアグリルやリアバンパーロア、センターピラー、ホイールアーチなどが高級感のあるツヤありブラックとなっており、そのほか各種LEDアクセサリーランプなども装着されます。

 また内装には多くの違いがあり、「Z」は12.3インチのディプレイオーディオを搭載。「G」は8インチのディスプレイオーディオで、オプションでも12.3インチを選択することができません。

 質感的にも「Z」はソフトパッドを多用し、ステアリングにはタッチセンサー+ヒーター機能も備わっています。

 さらにウイルスやアレルギー物質の抑制・消臭効果をもたらす「ナノイーX」、ドライブレコーダー、駐車操作がほぼ全自動となる「トヨターチームメイト・アドバンストパーク」の搭載なども「Z」のみとなっており、装備をフルで搭載した豪華仕様であることが分かります。

 神奈川県のトヨタ販売店スタッフに話を聞いたところ、上質感に見合った価格設定のプリウスですが、だからこそ上級グレードを好む人が多いそうです。

「多くのお客様がZグレードを選ばれる理由としては、しなやかで質感の高い合成皮革シートを採用していることと、モニターのサイズの違い、装備内容の充実度で満足したいという気持ちがあるようです。

 また現行モデルはスタイリッシュさもセールスポイントとなっており、ハイブリッドモデルが充実した現在、スペシャリティ感覚でフル装備をご希望されるお客様が多いと思われます」

 従来のプリウスは、ハイブリッド車であることが選ばれる理由だったといいますが、現行モデルは、ハンマーヘッドデザインのフロントマスクや流麗なクーペボディ、全方位最新の運転支援システムなどを搭載した“高級車”として選ばれているようです。

 では、実際に乗っているユーザーの評価はどうなのでしょうか。ネット上では、最新の安全装備や磨き上げられたハイブリッドシステムを高く評価する声が集まる一方で、そのアグレッシブなスタイルゆえの個性に注目する意見も見られます。

 たとえば、「低重心なフォルムによるスポーティな包囲感がある」という声や、「静粛性は非常に高いが、内装はもう少し華やかさがあっても良い」といった、次世代のプリウスに対する期待感の現れとも取れる意見が散見されます。価格帯がプレミアムになった分、ユーザーが求めるクオリティのハードルも高くなっているようです。

 とはいえ総合評価としては、やはりプリウスらしい信頼感に裏打ちされた高評価が並び、「長く大切に乗り続けたい」という意欲的なオーナーが多く見受けられました。

 最新技術をいち早く、そして最も贅沢に体感できるフル装備の「Z」に人気が集中しているのは、「新しいプリウスの世界観」を丸ごと手に入れたいというユーザー心理の表れといえるでしょう。