れいわ・山本太郎氏「オービス・スピード違反」は“謝罪なし”で済まされる行為なのか 警察OBは「人命を奪いかねない悪質な違反です」
新潮社がれいわ新選組に指摘してきた様々な疑惑の中で、唯一非を認めてきたのが、山本太郎代表の「オービス・スピード違反」である。だが、山本氏はいまだ謝罪コメントを出さずにこの問題から逃げ続けている。山本氏が犯した“罪”はそんなに軽いものなのかーー。
【写真】秘書が警察への連絡を勧めるも〈心当たりなし、です〉。山本太郎氏が秘書に送った“遵法精神ナシLINEメッセージ”
〈適切に対応〉と答え、何キロオーバーだったかすら明かさず
山本氏は昨年10月9日、サーフィン帰りに東九州自動車道をレンタカーで走行中、オービスに速度超過を検知された。
11月、レンタカーの契約者だった元秘書B氏の元にレンタカー業者警察に電話するよう連絡が入るも、「とりあえずステイで」と指示して放置。結局、大分県警に出頭したのは、B氏の実家に呼出状が届いた後で、今年1月22日だった。

一方、オービスの設置場所を知らせる“脱法グッズ”の探知機だけは、すぐ党費を使って購入するようB氏に指示。B氏と党の会計責任者A氏のLINEには、〈党の支出としてはちょっと気になりますが、買っておきます〉とのやり取りが残っていた。
3月9日、デイリー新潮がこの件について党に取材を入れたところ、返ってきたのが下記の回答である。
〈ご指摘の件については、速度違反があったことは事実であり、その後の出頭要請についても日程調整のうえ適切に対応しています。また、ご指摘の機器については個人で購入された物であり、党の経費や政治資金によるものではありません〉
「アクセル踏みすぎたっていうことに関してはお詫び申し上げます」
〈適切に対応した〉として謝罪・反省の言葉はなし。何キロオーバーだったという質問はスルー。“脱法グッズ”の探知機について〈個人で購入されたもの〉としれっと答えたが、記事で提示した“証拠”とは矛盾していた。
その後、党の定例記者会見でもこの件について問われたが、高井崇志副幹事長はまだ刑事処分が決まっていないことを理由に、詳細な説明を避け続けている。本人は雲隠れ中だが、4月9日の臨時総会にはzoom音声だけで参加し、地方議員からこの問題について聞かれてこう答えた。
「これ、本当に私がアクセル踏みすぎたっていうことに関してはお詫び申し上げます。で、元々働いてた人がですね、そういう風に週刊誌にネタを売るみたいなことがありましたけど…」
どう見ても、山本氏は自分の犯した罪を軽く捉えているようにしか思えないのである。
裁判で厳しい処分が待っているワケ
警視庁交通部OBは「あり得ない対応です」と指摘する。
「高速道路上でオービスが作動するのはおおむね40キロオーバーからです。高速道路上での40キロ以上の速度超過は重大な交通違反で、反則金の支払いだけでは済まされず、刑事手続きの対象となり、俗に言う『赤切符』が切られます。警察で事情聴取された後、検察庁への出頭の必要もあり略式裁判にかけられます。おそらく6点の罰則がつき、免許停止処分が下されるでしょう。ただし、前歴がない場合は30日間の免許停止となります」
なぜここまで厳しいかというと、一歩間違えれば人を殺めかねない危険な運転だからだ。
「100キロ道路の場合、停止距離はおおよそ100メートルですが、40キロオーバーで走ると150メートルになってしまいます。24年、首都高速で起きた玉突き事故で6人が死傷する事故が起きましたが、高速道路上でのスピード違反は死亡事故にもつながりかねない重大な違反なのです」(同)
高速道路で事故に巻き込まれ夫を亡くした経験を持つ遺族も、「山本さんには一歩間違えていたら、大事故になっていたかもしれないという自覚がないのでは」と話す。
交通事故遺族が山本氏に対して思うこと
「私も主人もサーフィンが大好きで、何度か山本さんを海でお見かけした事があります。なので、好きなことを目一杯、時間ギリギリまで楽しみたい気持ちはわかります。でも、この程度ならと言う認識の甘さが、取り返しのつかない事態を引き起こすことをわかってほしい。私達遺族は、加害者の身勝手な行動により、悲しみだけでなく、一生地獄の苦しみを抱えて生きていかなければならなくなりました。事故が起こってからでは遅いのです。誰もが被害者にも加害者にもなり得る。だからこそ、全てのドライバーに、ハンドルを握ったら気を引き締めて、慎重に運転して欲しいと心から願います」(前出・交通事故遺族)
再度、党に質問状を送り、何キロオーバーだったのか、なぜ謝らないのか、自身の犯した交通違反についての見識について問うたが、
〈現在も手続き中であり、処分が確定していない状態なので回答を差し控えます〉といった相変わらずの回答だった。
本当は“脱法グッズ”の探知機を党費で購入したのではないかとも聞いたが、〈購入前にご指摘のやりとりがあったとしても、最終的には個人で購入しています〉。
国に処分を決めてもらえないと謝ることすらできないのか。このような身勝手なドライバーが存在するから、悲惨な交通事故はなくならないのである。
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デイリー新潮編集部
