「生ごみ入れをシンクに置かない」「アイロンがけは見えるところだけ」…掃除のプロに聞く、家事のストレスをグンと減らす《9つのヒント》
長年の習慣から「やるべき」と思いがちな家事。しかし、年々負担は増していき――。どうしたらもっとラクにできるのか、掃除のプロである沖幸子さんに聞きました(構成:村瀬素子)
それ、やらなきゃダメ?時間と労力をかけずに快適な暮らしを維持する方法は…
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<前編よりつづく>
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家事のストレスをグンと減らす9つのヒント
掃除、料理、洗濯などをより効率的に行う方法を紹介します。すぐに取り入れられるものばかりなので、できることから行ってみましょう。
1)キッチンの油汚れは数回に分けて

キッチンのレンジ周りや壁などにこびりついた油汚れは、1度にきれいにしようとしないのがコツ。
ぬるま湯で湿らせ固く絞ったタオルで、その日についた油を拭き取ります。何回か続けると、古い汚れもゆるんで落ちていく。
油が下に垂れていくので、壁は下から上に向かって拭くのが効率的です。
2)生ごみ入れをシンクに置かない
湯垢、黒カビの温床になりやすい三角コーナーなどの生ごみ入れは置かないのが一番。できれば排水口の蓋も取り外してごみの見える化を。
生ごみはその都度処分して汚れと臭いの付着を防止。シンクの汚れは、濡らしたタオルに食器用中性洗剤をつけて拭き取ります。
3)アイロンがけは見えるところだけ

面倒なアイロンがけの手間を省くには、干し方にコツが。脱水後すぐに手のひらで軽くたたいてシワを伸ばし、形を整えて乾かします。
シワが目立つ服は、着用時に見える襟口、前立て、袖口の3ヵ所だけアイロンを。
上着で隠れる背中やボトムに入れる裾など、見えない部分は不要です。
4)何かのついでにさっと掃く
朝、窓を開けたついでに、ほうきやモップで床をさっと掃く――これを習慣にすれば、ほこりが溜まらず、掃除機の出番も週1回ほどで済みます。
また、気になったタイミングでドアノブや蛇口など金属の部分をきれいに磨いておくと、部屋全体の清潔感がアップして見えるように。
5)浴室は湯気の効果で軽く拭くだけ
お風呂場の掃除は、湯気で汚れがゆるんでいるときがチャンス。浴槽のお湯を抜きながら、タオルで内と外を磨くように拭いて湯垢や水滴を一掃します。
最後に壁や床に熱めのシャワーをかけて、飛び散った石鹸の泡や汚れを流しましょう。ドアの表面や床との境の枠も忘れずに。
6)トイレは使用後の水でこするだけ
1日1回、使用後に水を流しながら柄付きブラシで便器内をこすって磨くだけ。エコなうえに、ものの数十秒で衛生を保てます。
ほこりの温床になるカバーやマットはやめ、洗濯の手間を省きましょう。週に1度、壁と床、便器の外側をお湯で湿らせたタオルで拭くと、臭いもとれます。
7)自炊にとらわれず、お惣菜も導入

年を重ねるとたくさん食べられなくなるので、夫婦2人や自分1人のために何品も作る必要はありません。好きなお惣菜を購入して、サラダなど1品プラスすれば十分。
自宅に友人を招くときも、手作りを頑張らないで。持ち寄り制にして、会話を楽しむことに時間を使いましょう。
8)雨が降った翌日は、窓拭きのチャンス
窓拭きは雨の翌日の午前中がベストタイミング。汚れがゆるんでいるのでラクに落とせます。
タオルを1枚用意し、片手で握りやすい大きさに折り、中面だけを濡らしましょう。拭いていくうちにタオルの表面がほどよく湿って汚れがとれやすくなり、水滴もつかないので、二度拭きの必要がありません。
9)カーテンの洗濯は無理せず1枚ずつ
実は想像以上に汚れているカーテン。労力がかかりそうですが、1枚ずつ洗えばそれほど大変な作業にはなりません。
ほこりを払ってから洗濯機で洗い、脱水後はカーテンレールに取りつけつるして乾かします。
干す手間が省けますし、水分の重みでシワがとれるのでアイロンがけも不要。
