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 ◇インターリーグ  ホワイトソックス11―5ダイヤモンドバックス (2026年4月21日 フェニックス)

 ホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)が21日(日本時間22日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に「2番・一塁」で出場し、2回の第2打席で4試合連続本塁打となる右越え9号ソロを放った。4戦連発は日本選手では大谷、鈴木に次ぐ3人目でメジャー1年目では初。年間63発ペースとし、22日(同23日)の同戦で、球団タイ記録の5戦連発に挑む。

 チェース・フィールドで、どよめきが起こった。2回。村上が内角低めの変化球にバットを一閃(いっせん)。打球速度113マイル(約182キロ)の強烈な当たりは右翼スタンド中段へと飛び込んだ。426フィート(約130メートル)の特大弾だった。

 相手投手は右腕・ケリー。23年のWBC決勝でも本塁打を放っていた。米記者からその質問が出ると「ある程度イメージしやすかった。前回(23年)は真っすぐを打ちましたが、今回はチェンジアップを打てて凄く良かったです」と笑顔で振り返った。

 驚異の4試合連続本塁打。日本選手ではドジャース・大谷、カブス・鈴木に続く3人目の快挙を、メジャー1年目で成し遂げた。9号はア・リーグでヤンキース・ジャッジと並ぶ2位タイ。トップのアストロズ・アルバレスとは1本差に迫り、シーズン63本塁打ペースとなった。

 米メディアの注目度も上がっている。「USAトゥデー」は「FAで彼を無視した多くのチームに恥をかかせているのだろうか。メジャーへの適応に苦労しないかもしれない」と23試合で9本の量産を称賛した。周囲が盛り上がる中、村上は「何試合連続というのは気にしていない。終わったことですし特に何も考えずに、同じ準備をして同じように試合に入っていくだけ」と冷静だった。日本時代から続ける起床後のストレッチ、トレーニングしてから打撃ケージに入るルーティンは変わらない。

 3者連続本塁打の口火を切った村上に、ウィル・ベナブル監督は「彼は毎日、何かしらやってくれる。今日は一塁までのスピードも見せてくれた。選手としての総合的な完成度を高めてきている」と絶賛した。初回、6回には全力疾走で内野安打をもぎ取り、2度目の3安打。「監督は多分、僕の足が遅いと思っているので(笑い)。ちょっと走れるぞというのを伝えたいですね」と笑わせた。

 9回は大差がついた展開で、ダ軍は野手をマウンドに送った。村上は右翼へ大飛球を放つもファウル。結局、深い中飛に終わったが「なかなかない経験。欲を言えば打ちたかった」と悔しがった。日本選手最長、球団タイ記録の5試合連続本塁打へ。村上は平常心で打席に向かう。(奥田秀樹通信員)

 ≪日本選手最長は大谷の5戦連発≫村上の4戦連発は日本選手では大谷、鈴木に続き3人目(4度目)。最長は大谷が25年7月に記録した「5」で、メジャーの新人記録も「5」(過去12度)。メジャー最長は「8」で、93年のケン・グリフィー(マリナーズ)、87年のドン・マッティングリー(ヤンキース)、56年のデール・ロング(パイレーツ)が記録した。