「幻の楽譜」発見 板東俘虜収容所ゆかりの曲【徳島】
第一次世界大戦中、鳴門市の板東俘虜収容所で活動していた楽団にドイツのアマチュア作曲家が提供した楽譜が、今回新たに見つかりました。
見つかったのは「忠臣蔵」という楽曲の交響曲版の楽譜の一部と、弦楽五重奏版の楽譜すべてです。
「忠臣蔵」は、板東俘虜収容所で活動していた楽団に提供するため、ドイツのアマチュア作曲家ハンス・ラムゼーガーによって作られ、これまでに交響曲版の一部が確認されていました。
作者の甥が収容所の捕虜で、その息子が残した遺品から見つかったということで、今後、鳴門市ドイツ館に寄贈される予定です。
(鳴門市ドイツ館・森清治 館長)
「今まで探し求めていた楽譜だったので、やっと見つけられたという安堵感と、これからどのように活用していこうという期待感を持っている」
「保管の状態は必ずしもいいとは言えないが、110年以上前の資料です。こういった形で現存していること自体が非常に貴重だと思う」
見つかった楽譜は、7月ごろ一般公開されるほか、年内に弦楽五重奏版の再現演奏会が開かれる予定です。
