重要鉱物に関する会合後に記者会見する片山財務相(17日、米ワシントンで)

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 【ワシントン=折田唯】先進7か国(G7)や重要鉱物の産出国などは17日、米ワシントンで重要鉱物の安定供給に向けた会合を開き、レアアース(希土類)などのサプライチェーン(供給網)強化が必要だとの認識で一致した。

 レアアースは、世界の生産の7割を握る中国が他国への経済的威圧に利用している。産出できる国はほかにもあるが、中国は低賃金や環境規制の緩さを武器に安価で供給し、世界中の企業を依存させている。

 会合にはG7のほか、ブラジル、南アフリカ、インドなどの産出国が参加し、片山財務相らが共同議長を務めた。産出国の資源開発や加工技術の向上などのため、世界銀行やアジア開発銀行(ADB)、米州開発銀行(IDB)といった国際機関が果たす役割の重要性を確認した。

 日本はADBとIDBへの資金拠出を表明した。財務省同行筋によると、拠出額は2000万ドル(約32億円)ずつになる。

 片山氏は会合後の記者会見で「生産国にとっては雇用や成長にもつながる。みんながウィンウィンになれる」と強調した。