教員免許を失効した状態で3年間授業

県立学校の臨時任用の講師が教員免許を失効した状態で3年間授業をしていた問題です。この問題を受けて、県教育委員会は、県内全ての公立学校で失効した教員免許が使われていないか、調査しています。

教員免許が失効したまま授業をしていたのは、県立学校に勤務していた臨時任用の講師です。講師は、2023年度から今月14日までおよそ3年間、県立学校2校で勤務していました。

県教委が教員の免許状を整理したところ失効していたことが分かり、講師の任用を無効としました。

今回の問題はなぜ起きたのか?

今回の問題が起きた一因、それは、2022年7月に廃止された教員免許の更新制です。10年ごとに更新が必要でしたが、それが「生涯有効」となりました。

講師の教員免許の有効期限はそのおよそ1年前の2021年3月末でした。このため、講師は、免許を再び有効にする申請が必要でしたが、手続きをせず、教員免許が失効した状態で3年間、教壇に立ちました。

県教委・学校は「確認が不十分だった」

(岡田キャスター)

講師は、自分の免許が「生涯有効」だと思い込んでいた可能性はあったのでしょうか?

(村田キャスター)

その点は詳しく分かっていませんが、講師は「県教委から何も言われなかったので有効だと思っていた」と話していたということです。

一方、県教委と講師が勤務していた学校は、講師の採用の時に、失効した免許状の写しを確認していましたが、有効だと誤って認識。「確認が不十分だった」としています。

授業のやり直しはしない方針

(岡田キャスター)

チェック体制が課題ですね。

(村田キャスター)

これまで県教委では、数百人分の免許状を担当の係が分担して確認していました。今後は、有効な免許かどうかチェックリストをつくり、複数人で確認するとしています。

県教委は「講師の授業は適切に行われていた」として授業のやり直しはしない方針です。また、すべての公立学校で同じような誤りがないか調査を進めています。