4月17日に気象庁から、最高気温40℃以上の日の名称を「酷暑日」とするとの発表がありました。日本気象協会では2022年に、「日最高気温40℃以上の日」を「酷暑日」と名付けていました。今回は「酷暑日」命名の背景と、暑がりな気象予報士による酷暑日におすすめの暑さ対策も紹介します。


日本気象協会が「酷暑日」と名付けた理由は?

暑さに関する気象用語としてこれまで気象庁が定義していたのは、日最高気温35℃以上の「猛暑日」まででした。一方で最高気温が40℃以上となる日の明確な呼び名はなく、メディアごとに異なる表現が使われてきました。

しかし近年日本では、40℃以上の極端な高温が観測されることが珍しくなくなっています。そこで日本気象協会では、極端な暑さへの注意喚起と熱中症予防啓発をより強化するため、2022年に気象予報士へのアンケートを実施し、最高気温40℃以上の日を「酷暑日」と名付けました。気温の数字だけでなく、言葉として「非常に危険な暑さ」であることを明確に伝えることを目的としています。


酷暑日の対策 最も大事なのは「家を出ない」こと

酷暑日の対策で最も大切なのは不要不急の外出を避けることです。最高気温が40℃以上となる日は、じっとしているだけでも身体に大きな負担がかかり、屋外での活動は命に関わる危険性があります。

環境省では熱中症予防の指標として「暑さ指数(WBGT)」を示しており、暑さ指数が31以上の場合は「外出はなるべく避ける」「運動は原則中止」とされています。

暑さ指数は気温に加え、湿度や日差し、地面からの照り返しなどを考慮した、暑さの厳しさを表す指標です。日最高気温が35℃を超える猛暑日や40℃以上となる酷暑日では、暑さ指数が31を上回ることが多く、短時間の外出であっても熱中症のリスクが高まります。酷暑日には冷房の効いた屋内で過ごし、外出を控えることが最も効果的な対策といえるでしょう。


やむを得ず外出するときの気象予報士おすすめの暑さ対策グッズ

やむを得ず外出する場合は行動を最小限に抑えるとともに、暑さを軽減するアイテムを上手に活用することも重要です。

中でも、首元を冷やすアイテムは効果的です。首には太い血管が通っており、冷やすことで体表面の熱を逃がしやすくなります。ウェアラブルクーラーなど、繰り返し使えるものを準備しておくとよいでしょう。

次におすすめなのが汗拭きシートです。中でもメンズ用の汗拭きシートは、シートが大きく清涼感が強いものが多いため、暑さを感じやすい日には適しています。コンビニなどで手軽に購入できる点も利点です。

また冷却用のシートや保冷剤などを活用し、額や首筋などを冷やすのも一つの方法です。短時間でも体を冷やすことで、負担を和らげる効果が期待できます。

日本気象協会tenki.jpではこれまで、日々の気象情報やニュースなどで「酷暑日」を積極的に使用していました。正式に命名されたことから、これからも使用し暑さへの注意喚起を行っていきます。