巨人新助っ人「全員当たり年」の予感 次なる黄金期へ外国人活用で「つなぎ」のチーム強化なるか

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ダルベックはOPS.936といい仕事をしている(C)産経新聞社

 近年にない、助っ人の「当たり年」シーズンになるかもしれません。

 2年ぶりのリーグ優勝を目指す阿部巨人です。主砲の岡本和真がメジャーリーグのブルージェイズへ移籍し、得点力の減少が課題となって臨んだ今季。その穴を少しでも埋めるべく獲得した新助っ人、ボビー・ダルベックがここまでいい仕事をしています。

【動画】期待できるぞ!ダルベックの来日初アーチの様子

 巨人取材歴の長いスポーツ紙デスクは言います。

「ダルベックはレッドソックスとホワイトソックスでプレー経験がある30歳で、2020年8月30日にメジャーへと初昇格しました。すると、9月5日のブルージェイズ戦から同10日のレイズ戦まで5試合連続で本塁打を放ち、『メジャーデビュー10試合以内で5試合連続本塁打』というMLB史上初の記録を達成したことで名を馳せました」

「翌2021年にはシーズン25発を放つなど、メジャー通算47本塁打を記録していますから、実績は申し分ない。阪神との開幕戦では第97代を務め、村上頌樹からNPB1号を放ちました。今季は10試合を終え、打率こそ.242ですが、放った8安打中、6安打が長打。7四球と『打ちたい欲』を抑えてしっかりとボールを見極めており、出塁率は.390というのも評価ポイントです」

 来日2年目となるキャベッジとの「ダルキャベ」コンビで、まず岡本不在のシーズンをしのぎ、その間に佐々木俊輔や浦田俊輔、浅野翔吾や石塚裕惺らヤングGの覚醒とレギュラー定着を待つというのが、今季の戦い方でしょう。

 新助っ人について、投手陣はどうでしょうか。

「身長201センチの長身を誇るフォレスト・ウィットリーには期待したいところ。来日初登板となった3月31日の中日戦では、先発して5回6安打2失点と合格点のマウンド。角度のあるストレートに中日打線が手こずっているのが印象的でした。4月7日の広島戦では2被弾で6回5失点と来日初黒星を喫しましたが、これも学びとして日本野球に適応して欲しいですね」

 そして、こう続けるのです。

「ウィットリーは、ダルベックやキャベッジにも共通することですが、人間性も素晴らしく、一昔前の助っ人にありがちだった『日本球界を下に見る』ようなそぶりも一切無い。打線も投手陣も、まずは助っ人たちで何とかやりくりし、つなぐことで、次なる黄金期に向けて若手投手の成長を待つしかないでしょう。先日好投した井上温大に続き、森田駿哉や横川凱、西舘勇陽に育成の園田純規らが1軍でローテに定着すれば、層も厚くなるでしょう」

 外国人選手の出来不出来はペナントの行方に大きな影響を及ぼします。まずは投打において、新助っ人たちにしっかりと仕事をしてもらい、次世代へ「つなぐ」ことができるか。若手の奮闘にも期待したいところです。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]