3年前の大雨で被災、移転 佐賀・唐津市の平原保育園が落成式 残った遊具も移設へ



約3年前の大雨で被災した佐賀県唐津市浜玉町の平原保育園の園舎が建て替えられ、6日に落成式があった。元の場所から約1キロ離れたガソリンスタンド跡地に建設され、水害のリスクも低いという。公民館などを仮の園舎にして保育を続けてきた村益浩玄園長は「やっと落ち着いて保育に取り組める。ここで園の思い出をたくさん作ってほしい」と語った。
市によると、2023年7月10日の大雨で、旧園舎の裏手にあった今坂川の護岸が壊れ、敷地内に泥水が流れ込んだ。園舎は大部分が床上浸水し、園庭には土砂が堆積したという。
建て替えにかかった費用は約3億1500万円で、県や市が補助を出した。3月10日に完成し、園児たちは同16日から新園舎で過ごしている。敷地面積は約2300平方メートルで、500平方メートルほど広くなった。園舎の延べ床面積は約320平方メートルとほぼ半減したが、物置を建物外に設置するなどして室内の広さを確保している。
子どもたちが慣れ親しんだ備品の多くを旧園舎から移設。園庭から見えやすい位置に人気キャラクターが描かれた時計を設置した。この日、園児たちは移設された遊具で遊びながら歓声を上げていた。残りの遊具についても順次移設する方針という。
(向井大豪)