日本代表がイングランド代表に歴史的初勝利! 高速カウンターから三笘薫がゴール W杯前最後の遠征を2連勝で締めくくる

三笘薫 PHOTO:Getty Images
<2026年4月1日(水)国際親善試合 日本 vs イングランド @ロンドン ウェンブリー・スタジアム>
サッカー日本代表は現地3月31日(日本時間4月1日)に国際親善試合でイングランド代表と対戦して1-0で勝利を収めた。
前半にカウンターから三笘薫がゴールを挙げると、これがそのまま決勝点となり、W杯前最後の遠征を2連勝という最高の形で締めくくった。
英国に遠征中の日本代表(FIFAランキング19位)は、28日にスコットランド代表(同38位)、31日にイングランド代表(同4位)と対戦。スコットランド代表との試合は1-0で勝利した日本は、2連勝を目指してイングランドとの対戦に臨むことになった。
イングランドとの対戦は2010年5月の国際親善試合以来の対戦で、通算成績は日本の1分け2敗と勝ち星はない相手だ。
昨年のW杯欧州予選ではアルバニア、セルビア、ラトビア、アンドラとの対戦を8戦全勝で、しかも得点22・失点0の好成績で1位突破しており、今夏の北中米大会には8大会連続通算17回目の出場となる。
チケットは完売し、約8万人ファンがウェンブリー・スタジアムに駆けつけるなど、親善試合ながら大注目の一戦。アウェイの日本は「3-4-2-1」の布陣。スタメンに引き続き顔を連ねたのは鈴木彩艶(パルマ)、渡辺剛(フェイエノールト)、伊藤洋輝(バイエルン)の3人。
スコットランド戦では決勝ゴールを決めた伊東純也(ヘンク)を始め、上田綺世(フェイエノールト)、三笘薫(ブライトン)、堂安律(フランクフルト)、鎌田大地(クリスタル・パレス)、中村敬斗(スタッド・ランス)、佐野海舟(マインツ)、谷口彰悟(シントトロイデン)を新たにスタメン起用した。
試合序盤、プレスからチャンスを作ったのは日本。中村がサイドで1枚剥がしてからのクロス、渡辺のボール奪取から伊東純也から三笘薫と繋いだ高速カウンターなど、得点はならずもゴールに迫るシーンを作った。
対するイングランドは前半13分、コーナーキックから三度、四度とシュートを放つ迫力のある波状攻撃。それでも、ここは日本が体を張って弾き返し、ゴールを守った。
その後もプレスの圧力を高めながらカウンターの機会を伺う日本。すると前半23分、イングランドMFのコール・パーマー(チェルシー)からプレスバックした三笘がボールを奪うと、そのまま一気にカウンター。
上田に当ててから再度ボールを受けた三笘がフィールド中央をドリブルで持ち上がり、イングランドDFを惹きつけてから左サイドを駆け上がる中村にパス。余裕がある状態でボールを受けた中村はゴール前への折り返しを選択すると、これに合わせた三笘がゴール右隅に落ち着いて流しこみゴール。
数少ない絶好機を確実に仕留めた日本が、欧州予選では8試合無失点のイングランドから先制点を奪った。
この失点でギアが一つ上がったか、前半34分にはイングランドMFのエリオット・アンダーソン(ノッティンガム・フォレスト)のシュートがバーを叩き、その後もイングランドの猛攻を凌ぐ形になる日本。
我慢の展開が続く中で前半41分、佐野海舟がボールカットからそのまま抜け出した上田にスルーパスを出すとこれが決定機に。シュートは惜しくもゴール上部のバーを叩いたが、日本はまたも高速カウンターからチャンスを作り出した。
三笘の先制ゴール以降、互いにチャンスを作るもスコアは動かず、1-0で前半を終えた。

日本代表 PHOTO:Getty Images
親善試合では珍しく、ハーフタイムでの交代は両者とも行わずに後半がスタート。
後半50分、先に決定機を作ったのは日本。プレスの圧力を強めるイングランドに対し、上田のボールキープから繋ぎ、鎌田が精度の高いロングパスを右サイドの堂安に送ると、胸トラップで1枚剥がしてキーパーとの1対1へ。しかし、ここは角度もなくGKのピックフォード(エヴァートン)に阻まれる。
さらに、後半54分には自陣でのボール奪取からテンポよく繋ぎ、細かいパスワークでイングランドを崩すと、右サイドでボールを受けた伊東純也がDFをかわして決定機を創出。中への折り返しを選択したが、このパスが高く浮きすぎてしまい上田に合わず。
後半55分、今度は左サイドで伊藤洋輝から中村と縦パスを送ると、スピードを生かして中村が一気にボックス内まで侵入、相手を惹きつけてから折り返しのパスを選択し、伊東純也がシュートを放つも、ここは相手DFのブロックに阻まれた。
リードをして迎えた後半、再三チャンスを作ってイングランドを脅かす日本。イングランドはこの流れを変えるべく、後半59分に4枚の交代カードを切る。
対する日本は、後半66分に上田綺世→小川航基(NEC)、伊藤洋輝→瀬古歩夢(ル・アーヴル)と2枚替え。
すると後半69分には、日本が自陣でのボール奪取から高速カウンター。左サイドを駆け上がってきた中村にボールを送ると、ボックル内に侵入してからボディフェイントでDFをずらしてシュート。しかし、これは惜しくも枠外に。
後半71分、日本は三笘薫→鈴木淳之介(コペンハーゲン)、堂安律→田中碧(リーズ)とメンバーを交代して守備面を強化。
後半78分、今度はイングランドにチャンスが訪れる。コーナーキックの流れから最後はラッシュフォード(FCバルセロナ)が右足を振り抜く。枠を捉えたシュートだったが、ここは鈴木彩艶が好セーブを見せてゴールを許さない。
守勢に回る日本は後半81分に鎌田、伊東純也、中村敬斗に替えて、菅原由勢(ブレーメン)、鈴木唯人 (フライブルク)、町野修斗(ボルシアMG)を投入。
対するイングランドは、後半83分にセットプレーに強いマグワイア(マンチェスター・ユナイテッド)、ダン・バーン(ニューカッスル・ユナイテッド)を投入すると、直後にマグワイアがヘディングで合わせてボールは枠内へ。ここは交代で入った菅原が頭でブロックし、両者交代投入の選手がすぐさま存在感を示した。
本戦さながらの総力戦の様相を呈したこの試合。
終盤はイングランドの猛攻にあう展開となったが、鈴木彩艶を中心にリードを守りきった日本1-0で勝利。
スコットランド代表、イングランド代表を連破し、W杯前最後の遠征を最高の形で締めくくった。
