音無鈴さん

写真拡大

昨年7月、業界を代表するトップメーカーからデビューした音無鈴さん。
幼少期から英語、モダンバレエ、ピアノ、茶道などの英才教育を受けてきたお嬢様だが、実は好奇心も旺盛。数年前には「マルチ」に勧誘された経験もあるという。しかし、事前に見抜く術を学んでいたことで、大きな被害に遭う前に離脱。そこからさらに一歩踏み込み、「いただき女子」や「パパ活男性」の生態を研究し、大学の課題では論文にまでまとめたそうだ。

なにかと生きにくいこの時代をサバイヴするヒントを、音無鈴さんに教えてもらった。

◆恋愛を装って迫るマルチ勧誘のリアル

――数年前に付き合っていた元カレがマルチにハマっていたんですか?

音無:最初はプロテインやサプリメントなど、1万円ぐらいで買えるものは効き目がいいよって勧めてきたんです。そこから化粧品などの金額が高いものを勧められて、最終的に空気清浄機と、お風呂に設置して水を浄化させ、綺麗な水に入れるという、30万円ぐらいする商品まで勧められたんですよ。

――だんだん高価なものを勧めてくるところが巧妙です。

音無:でも、私は19歳だったので、お金もなくて買いませんでした。

――そもそも、どこで知り合ったんですか?

音無:マッチングアプリです。

――何歳ぐらいの方でしたか?

音無:30歳ぐらいで、飲食店でキッチンを担当していた人でした。マルチは副業だったんでしょうね。2、3回デートをして、私の家にも来る仲になり、付き合おうってなったんです。その頃、いろいろとお金を使うことが多くて、バイトをいくつか掛け持ちしていた私に「いいバイトがあるよ」って勧めてきたんですよ。

――かなり早い時期に勧めてくるんですね。

音無:でも、最初は全然匂わせていなくて、恋愛感情を持たせてから「この人のために尽くしたい」みたいな心理を狙ってくるんだと思うんです。最初は「君のために大事な人を紹介する」って、さらっと言うんです。そう言われると「彼にとって大事な人を私に紹介してくれるんだ。どんな人なんだろう?」って興味を抱くじゃないですか。

――そう言われると、誰しも会いたくなります。

音無:そこから「その人はこういうものを売ってお金を稼いでいて、すごくいい人脈を築けるよ」って言われて、マルチとは言わないんですけど「ここに入会すると、商品を売ってお金が稼げるよ」って誘うんです。しかも「君のために言ってるんだよ」って特別感も醸し出すんです。

――若い人は特別感に弱いですからね。

音無:それに私は当時、年頃の大学生だし、肌荒れを気にしていたので、プロテインやサプリメントを勧めてくるんです。プロテインは無添加で1箱8000円ぐらいするし、サプリメントも1袋8000円ぐらいで3種類あるんです。サプリメントを朝昼晩飲んで、プロテインも味噌汁に入れたりすると、肌が綺麗になるよって言われたんです。

――実際に効果はあったんですか?

音無:私はあまり効果を感じなかったんです。最初は気持ち的に健康なものを摂っている意識はあったんですけど、1、2ヶ月しても、肌は別に変わりませんでした(笑)。何らかの健康成分は入っているとパンフレットに書いてあるんですけど、普通に市販のサプリメントで事足りるので、こんなに高いお金を払う必要があるのかなとは思ってました。

――どのぐらいお金を使ったんですか?

音無:最初、プロテインとサプリメントは1ヶ月ずつ買って、その後、化粧水、乳液、ブースターと3種類ぐらい化粧品も買ったんですよ。多分10万円ぐらいは使ったんじゃないかな。それに、私は19歳だったので、まだ会員にはなれなくて、彼の名義で商品を買っていたから、彼にお金が入る仕組みだったんです。