スコットランド戦でスタメン出場した渡辺。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

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 スコットランドに続く対戦相手は強豪イングランド。ハリー・ケインを筆頭にスーパースター揃いで、しかも舞台はウェンブリー。難しい試合展開が予想される。

 CBの渡辺剛も「イングランドからそう簡単にボールを奪えない」と警戒を強めていた。

「技術がありますから、(スコットランド戦とは)守備の仕方がまったく変わってくると考えています。どう対応するか、そこを突き詰める必要があります」

 ひとつポイントになるのはハイプレスだ。相手に自由を与えずパスコースを限定できれば、CBは狙いを絞って対応できる。つまり、“後手に回らない守備”が可能になる。

「スコットランド戦で自分がピンチになりかけたシーンも、相手がどう来るか予測しにくかった。縦パス、横パス、それとも裏に蹴ってくるのか、そこを判断できないとどうしても後手に回ります」
 
 渡辺は「相手が蹴ってくると分かれば僕自身は勝てる」と自信をのぞかせる。実際、スコットランド戦でも空中戦ではだいぶ競り勝っていた。

「予測できる守備をイングランド戦でもやらないといけない。相手がなんでもできる状態だと絶対に止められない。本当に一人ひとりの技術が高いチームなので。選択肢を減らす意味で、イングランド戦ではハイプレスが必要ですね」

 DFだけで守れるわけではない。堅守は組織があってこそ成り立つもの。最悪の展開を避け、日本がイングランドと好勝負を演じるにはハイプレスが鍵になる。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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