9回、秋山の左前打を処理し、好返球でサヨナラを阻止した大阪桐蔭・仲原

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 「選抜高校野球・2回戦、大阪桐蔭6−5三重」(26日、甲子園球場)

 大阪桐蔭は三重に延長十回タイブレークの末、6−5で辛勝。2年ぶりの8強入りとなった。

 激闘を制し、史上7校目の春夏通算80勝目を挙げた。2年ぶりの準々決勝進出に、大阪桐蔭・西谷浩一監督(56)は「三重高校さんとやらせてもらうと、ほとんどこんなふうになる。簡単に勝てないとは思っていた」と勝利をかみしめた。

 2014年の夏の甲子園決勝では大阪桐蔭が4−3で接戦を制して優勝。18年の選抜大会準決勝では延長十二回の末、3−2で大阪桐蔭がサヨナラ勝ちした歴史があった。

 この日も苦しい展開となった。序盤3点リードも四回に1点差に詰め寄られ、八回に追い付かれた。九回は2死二塁とサヨナラのピンチ。ここでビッグプレーが生まれた。左前へ飛んだ打球を浅めに守っていた左翼・仲原慶二外野手(2年)が素早く捕球して、本塁へワンバウンド送球した。「いつも通りプレーをしようと思っていた」。生還を阻止し、タイブレークに持ち込んだ。

 そして延長十回、相手の暴投で好機を拡大し、中島斉志内野手(2年)の中犠飛で勝ち越しに成功。最後は3番手の小川蒼介投手(3年)が3人で締めて勝ちきった。勝敗を分けたポイントについて「苦しいところでいかに粘れるか、逆にそういうところで攻撃できるか。力の差も全くありませんので、ただその差が出ただけ」と西谷監督。次の1勝も執念でつかみ取る。