テレビ金沢NEWS

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金沢市出身の炎鵬が、十両に再び昇進することが決まり、3年ぶりの関取復帰となりました。幕内経験者が序ノ口から関取に復帰するのは史上初の快挙。大けがからの復帰を見守ってきた家族も喜びの思いを語ってくれました。

2020年まで幕内で活躍し、小兵力士として大きな相手に挑む姿で人気を博しましたが、その後、首の大けがにより休場が続き、一時は引退がささやかれた炎鵬。

リハビリの末、おととし、序ノ口で再び土俵に戻った炎鵬は、今場所、幕下4枚目まで上り詰め、 5勝2敗の成績で終えました。

そして25日、5月場所の番付編成会議で、十両に復帰することが決まりました。

幕内経験者が序ノ口まで陥落し、関取に復帰したのは史上初です。

この快挙に、母校の大徳小学校では、炎鵬の同級生の母で家族とともに見守ってきた長井さんが、毎場所作ってきた応援パネルを新調していました。

こちらは…

炎鵬の同級生の母・長井 るみ さん:
「のぞくと、まだ、いっぱい入っているんですよ」

長井さん手製のポストに入っていたのは、大徳小の児童たちが炎鵬に宛てて書いた手紙。

この他にもたくさん集まり、長井さんが今場所、炎鵬のもとへ届けに行ったといいます。

炎鵬の同級生の母・長井 るみ さん:
「すっごくいい顔してました。きっとこれからの道も明るいと思っているので、これからも、どんなときも応援していきたいと思います」

周囲の反対を押し切って、土俵に戻る決断をした炎鵬。

母の由美子さんが、並々ならぬ努力を重ねた息子への思いを語ってくれました。

母・中村 由美子 さん(コメント):
「どこの病院に行っても、周りの人も無理だと言っても、あの子は諦めず挑戦しようと前を向いていました。怖かったです。絶対にもう一度、関取に戻るという、あの子の夢がかなうことを祈りながらも、復帰してからも勝つことよりも怪我が悪化しないことを祈っていましたし、きょうが最後になるかもという思いは消えませんでした。きょうは最高の日です。よくここまで頑張ったねと拍手を送りたいと思います」

兄・中村 文哉 さん(コメント):
「とてもほっとした気持ちと、弟の努力が報われる日が来て、こみ上げてくるものがありました。本当にここまで頑張ってきてよかったね」

史上最も過酷な苦難を乗り越えた強い心、まさしく心技体を備えた関取として、十両の土俵にあがります。