2万円以下で買える。ポケットサイズの「顕微鏡4Kカメラ」で好奇心爆発
子どもが「ダンゴムシ見つけたよー!」と教えてくれたら、スマホではなくこっちを渡してみてください。
LiTTPOPO「MicroCam X1」は、400倍の顕微鏡と5cm接写レンズと4K動画カメラを、わずか160グラムのボディに詰め込みました。
2025年10月には、アメリカの『TIME』が選ぶ「Best Inventions of 2025」にも選出されたガジェットなんです。
操作も簡単!「ひねる」だけで顕微鏡に切り替え
「MicroCam X1」はそのスペックもさることながら、最大の特徴は操作の直感性にあると思います。
カメラのバレル部分を180度ひねるだけで、通常撮影モード・マクロモード・顕微鏡モードの3つを切り替えられます。アプリも設定画面も不要。すぐに使いこなせるシンプルさが肝です。
顕微鏡モードでは最大400倍・0.01mmまでの細部を撮影でき、アリの体毛や昆虫の複眼の構造まで映し出せます。
マクロモードは被写体から3〜5cmという超接写が可能で、花びらの繊維や硬貨の刻印の凹凸まで記録できます。
通常撮影では12MPの写真と4K UHD動画(スローモーション・タイムラプス対応)を撮影できます。センサーにはソニー製4K CMOSセンサーを採用。HDRと位相差オートフォーカス(PDAF)により、さまざまな照明条件でも「素早く正確なピント合わせができます」とのこと。
バッテリーは2000mAhで、4K 30fpsで約150分の連続録画とされています。
「好奇心を行動に変える」という設計思想
LiTTPOPO共同創業者のEva HuさんとSam Chanさんは、幼い娘が「落ち葉を使ってお伽噺の世界にひたって遊ぶ姿」を見て、このプロダクトを思いついたと『TIME』に語っています。
設計思想は「好奇心を行動に変える」こと。だから、子どもを小さなスクリーンの世界から引き離し、自然の中での発見体験に引き込むツールを作ったのです。
「MicroCam X1を設計した目的は、学生、ホビースト、家族、フィールドの科学者まで、誰でも周囲の微小な世界を簡単に探索できるようにすることです」
こんな「夢の性能」は本当に出るの?
写真・カメラメディアの「PetaPixel」は2025年9月に、当時Kickstarterプロジェクトとして立ち上がったばかりのMicroCam X1を取り上げ、期待しつつも慎重な評価。「物理的な光学の限界を考えると、期待値を調整する必要がある」と指摘しています。
謳われている「400倍」もあくまでデジタル倍率であり、光学顕微鏡と同列に比較するのは慎重になったほうがいいでしょう。また、手振れ補正機能が搭載されていないようで、「小さいお子さんの顕微鏡撮影はだいぶ厳しい」との声も。
見たところ三脚ネジ穴がないのもちょっと残念。じっくり撮るのであればスマホホルダーのような挟み込むタイプの三脚を用意してもよさそう。
とはいえ、肉眼では見えない世界を開いてくれる面白いガジェットのはず。各種クラウドファンディングを経て、現在は自社ECサイトやAmazonでも販売中です。

2万円アンダーという価格帯ですが、この商品の勘定項目は「探究心への投資」でしょう。子ども向けに顕微鏡やキッズカメラなどをそれぞれ買うと大差なくなってきそうですし、こちらのほうがより簡便。「スマホを持たせるにはまだ早いし…」というお悩みにも応えてくれるはずです。
もっとも、子どもとMicroCam X1を手にして外へ出て、草や土や昆虫を400倍で覗いてみる体験ができるだけでも、十分に元が取れるかもしれませんよね! 僕も葉脈やきのこをじっくり見たいな。
Source: LiTTPOPO, TIME, PetaPixel , PRNewswire
