矢埜:そうです。お色気系のシーンの役は知っていました。でも、二役あって重要なシーンだったので、絶対に出たかったですね。オーディションでは、自分のやりきれることは全てやろうって思いました。ちょうどその直前に、Netflixの『デスキスゲーム』を観ていたんです。あのドラマも、セクシー女優から仕掛けるお色気シーンがあったので、参考になると思い、『デスキスゲーム』をイメージしながらアドリブ演技をやってみました。最終的には、過去の経験がすごく活きたなって思いました。

――オーディションはどういうことをやったんですか?

矢埜:オーディションは台本を読んだり、アドリブ演技をしたりしました。自分がずっと役者もやっていて、いろんなオーディションを受けていたので、場数を踏んでいるからこそ、今こうやってバラエティのオーディションも、全然緊張せずにできたなって思いました。

――グラビア時代もオーディションはかなり受けていたんですか?

矢埜:ドラマ、映画、バラエティ、広告と幅広いオーディションを受けていて、当時はいろんなオーディションを受けまくっては落ちていたんです。その経験があるので、緊張せずに自分らしく今回はできました。

――共演した津田さんはどういう方でしたか?

矢埜:テレビで観ているそのままの方でした(笑)。「名探偵津田」自体が、その場で起こったことに対して、アドリブでリアクションしないといけないので、どうやって反応してくださるかは、本番まで私もわからなかったんです。

――行き当たりばったりですか?

矢埜:そうなんです。だから、その緊張感はあったんですけど、私は舞台もやっていたので、舞台と同じ感覚だなと思いました。即興で応えるライブ感は、舞台経験が活きたなって思っています。

――地上波出演は久々でしたか?

矢埜:去年は結構出させていただきました。テレビ朝日さんの『聞き耳キタニ』という番組で、ソフト・オン・デマンドでの撮影に密着していただいたり、意外と年に1回ぐらいは出させてもらっています。でも、やっぱり『水曜日のダウンタウン』は本当に別格で、とにかくバズるコンテンツですよね。

――いい意味でも悪い意味でもバズります(笑)。

矢埜:収録からオンエアまでの間は「本当に放送されるのかな?」っていうくらい、お色気に関しては攻めたシーンだったんです(笑)。オンエアされるまで、その不安と、反響の不安がありました。

――ものすごい反響でしたよ。

矢埜:ありがたかったです。しかも、ちょうど私がYouTubeで生配信をしていたときに放送されたんです。事前に出演情報は言えないので、YouTube配信のリアルタイムで言ったら面白いかなと思い、生配信をしていたんです。

――なるほど。その展開はナイスですね。

矢埜:それに昨年の12月にフリーランスの女優になったんです。とにかく何でもがむしゃらにやらなきゃっていう時期だったので、知っていただけるのは一番影響が大きかったですね。

――ファンの方から反応がありましたか?

矢埜:「売れたなあ」みたいに言われたりしました(笑)。

――もともと売れていますから(笑)。

矢埜:でも、自分では実感がないんです。周りやSNSではざわざわしていたんですけど、私にはその情報があまり来ないんですよ。それはセクシーなDVDでデビューしたときもそうだったんです。

――これを機にどんどん地上波にもリターンしてほしいです。

矢埜:やっぱりテレビの力はまだまだ大きいなって、すごく実感したので、いろんなところで、いろんな姿を見せられるように頑張っていきたいです。『水曜日のダウンタウン』も「名探偵津田」が大好きだし、グラビア時代からずっとバラエティ番組に出たかったんです。グラビア時代に、バラエティ番組の『ゴッドタン』には出たんですけど、全然本領発揮ができなかったんです。それが本当に悔しかったので、まさかセクシー業界に来てから『水曜日のダウンタウン』に出られるとは思ってなかったし、大好きな「名探偵津田」に関われるなんて思っていなかったので驚きました。