2月8日に投開票が行われる衆議院議員選挙。SNSなどでは街頭演説や選挙カーの音問題が心配されている。

【映像】“選挙カー”なぜ続いている?識者が回答

 選挙カーで必要な情報を得られるという側面もある一方、今回の選挙は受験シーズンに行われる。来週からは都立高校の推薦入試、そして私立中学や高校、大学の入試も行われる予定だ。

 コラムニストの月岡ツキ氏は自身の経験を振り返り「私は高校受験と大学受験を経験したが、もし自分の受験の時に、リスニングの時とかに選挙カーの音で邪魔されたら、その政党を一生恨んでしまう。受験はそれぐらい人生がかかっている。センシティブになってる時期だと思うので、なるべく影響が出ないようにしてほしい」と受験生の心境を代弁した。

 大音量での演説や選挙カーについては以前から指摘されていたが、なぜ続いているのか。選挙ドットコム副編集長の伊藤由佳莉氏はその背景にある選挙制度の仕組みを解説する。

「選挙は名前を書いてもらわないと1票がカウントされない。日本の選挙制度は、選挙期間中以外は投票を呼びかけてはいけない、事前運動が禁止されている、もしくは1件1件訪問してお願いする個別訪問ができないなどの制限がある。(選挙期間中の名前の連呼は)その中で編み出されてきた」

 しかし、最近では変化も見られるという。伊藤氏は「(迷惑しているなどの)皆さんの意見もあるので、最近は抑制的に使う人が増えてきた印象がある。特に今回は冬なので、雪国などでは選挙カーが大渋滞の要因にもなりかねないため、今回は走らせませんと言っている人もいる」と実情を語った。

(『わたしとニュース』より)