食卓にかかせないトマトが…

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トマトの価格高騰が続いています。背景に何があるのか、高値はいつまで続くのか…今後の見通しを取材しました。

色とりどりの野菜が並ぶ、熊本市のサラダ専門店です。青果店がプロデュースするこの店では、100種類以上の野菜の販売も行われています。その中で店長がいま、頭を悩ませているのが…

■サラダ専門店・やさいたべなさい。永岡成朗店長
「割れたりしているものが市場の中では多いので、その中で(価格も)高いので辛抱して売っている」

サラダや加工品までさまざま料理で欠かせない「トマト」の高騰です。
熊本大同青果によりますと、11月上旬のトマトの卸売価格は4キロ約1万7000円と、去年の8倍以上に。異例の高値の原因のひとつが…。

■永岡成朗店長
「やはり3か月前の豪雨災害で一大産地の八代で浸水被害があって…」

8月の記録的大雨による影響です。被害の大きかった八代市では、農地の9割が冠水しました。
トマト農家では苗を植えていた畑が浸水して大きな打撃を受け、苗を植えなおした影響で例年11月初めに行う収穫が6日ほど遅れたといいます。

■トマト農家 本村寿人さん
「ここ5~6年の平均からすると(収穫量は)6~7割だけ」

さらに大雨で土壌が固まってしまい、大きさや食感にも影響が。

■トマト農家・本村寿人さん
「大体いつもL、Mサイズが多いんですけどことしはM、S、2Sサイズ。味はそこまで影響ないですけど少し(皮が)固いかな」

JAやつしろによりますと、管内での10月の出荷量は868トンと去年の65%ほどにとどまっています。

価格高騰の原因は収穫量以外にも。さきほどのサラダ専門店の店頭に並んだトマトを見てみると。

■サラダ専門店・やさいたべなさい。永岡成朗店長
「乾き割れです」

大雨被害だけでなく、夏の猛暑の影響も。質のいいトマトが例年より少ないことも、高値の原因だといいます。
店では、割れていても味には問題のない商品をそろえるなど、販売価格を工夫していましたが…


■永岡成朗店長
「うちの場合だと50円~100円高ぐらい。去年より価格設定は高くなっている」

トマトの価格高騰はいつまで続くのか…熊本大同青果によりますと品薄は今後も続く見込みで、12月に収穫されたトマトが店頭に並びだす年明け以降には値下がりするものの、どのくらいの価格に落ち着くかの見通しは立っていないということです。