人の生活圏に出没するクマ対策 警察がライフル銃を使った駆除に向け研修 襲われた場合の対処法などを猟友会のハンターから学ぶ 秋田
人の生活圏に出没するクマへの対策として、警察は緊急時のライフル銃を使った駆除に向けて本格的な準備に入っていて7日、研修会が開かれました。
クマの生態や、襲ってきた場合の対処法などを猟友会のハンターから学び実戦にいかしていく方針です。
北秋田警察署の敷地内に続々と入っていく警察車両。
到着したのは警察の機動隊のなかでも銃器の扱いに特化した部隊から集められた30人余りです。
猟友会のハンターが講師となって、県内のクマを取り巻く状況や生態などの情報を共有しました。
秋田県猟友会 田中文隆副会長
「クマも食べるものを学習していく。そして、人間がいろいろ食べているものも学習している。ということであれば、なぜ人を襲うようになってきたのかな、ということになれば、人間が食べるものに慣れてきている」「あるいは、人に追われるということも少なくなってきている。ハンターもいなくなってきているもんでから」
人の生活圏に出没したクマへの対応として、緊急時に警察がライフル銃で駆除を行う仕組みの運用が来週木曜日に始まります。
ライフル銃を扱う機動隊員2人に加え、指揮官と市町村との調整役の4人でつくるチーム2つを県内に配置します。
人員を交代でまわしながら常に出動できる体制を整えていく方針です。
7日の研修会で猟友会のハンターは、クマの生態を理解したうえで、自分と周囲にいる人の身を守ることも重要だと伝えました。
秋田県猟友会 田中文隆副会長
「秋のクマは強いです。打たれ強いです。ですから実際弾当たっても急所に当たっても逃げられる場合があります」
「ですから皆さんがもし市街地の中で、銃を発砲しなければならなくなった場合、跳弾の心配もあるんだけれども、半矢(命中も仕留め損なう)をこしらえるのが、一番怖いんですよ。狂暴化します」
短期間での知識の習得や、仕留め損ねたことで起きる二次被害を防ぐための発砲精度の上達など、多くの課題も示された研修会。
県警警備部 中川俊昭次長
「いろいろな場面がでてくるかと思いますのでその点、経験値を上げながらです。どのような場面というのを想定しながら、訓練を進めながらですね、部隊員の練度の向上に努めていきたいと考えております」
配置された部隊は来週火曜日に県内で初めて緊急銃猟が行われた横手市の現場で県や市と合同で研修会を開くほか、非公開でクマの駆除に向けた訓練を実施するなど対応能力を強化していく方針です。