NY株式30日(NY時間16:24)(日本時間05:24)
ダウ平均   46397.89(+81.82 +0.18%)
S&P500    6688.46(+27.25 +0.41%)
ナスダック   22660.01(+68.86 +0.30%)
CME日経平均先物 44910(大証終比:-80 -0.18%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅に3日続伸。今月の米株式市場は9月としては異例の好調な月となったが、本日は米政府閉鎖リスクをにらみながら、前日の上昇の勢いが一服し、終始軟調な展開が見られていた。IT・ハイテク株も売りが優勢となり、ナスダックもマイナス圏での値動きが続いたが、引け間際にプラスに転じている。

 前日はAI関連銘柄が買い戻されて反発を主導。先週はAI関連取引に懐疑的な見方も広がり、循環性や負債拡大、エネルギー供給制約といった懸念が重しとなっていた。ただ、マグニフィセント7や主要半導体メーカーの堅調な業績が相場を押し上げ続けるとの期待も根強い。

 米政府機関の閉鎖については、通常であれば市場に大きな影響は与えにくい。しかし、今回は労働市場の減速、スタグフレーション懸念、高バリュエーションへの警戒感がすでに広がっている中、過敏に反応するのではとの警戒も聞かれる。また、ムーディーズが5月に米格付けを引き下げたばかりだが、格付け会社の再評価リスクも意識される状況。

 目先は金曜日に発表が予定されている9月の米雇用統計を含む、主要経済データが閉鎖で発表延期となる可能性がある。米当局もその可能性を示唆していた。これは、10月29日の次回FOMCを前にした判断にとって重要な情報の欠落を意味する。

 一部からは「閉鎖は短期的に市場センチメントとボラティリティに副次的な影響を与える。不確実性が長引けばリスク資産への重しが強まる」との警告も出ていたが、閉鎖に入ったとしても短期で終了との見方も少なくない。

 AI向けクラウドサービスを手がけるコアウィーブ<CRWV>が大幅高。取引開始前にメタ<META>と最大142億ドル相当のコンピューティング能力を供給する大型契約を結んだと伝わった。

 衛星通信ネットワークのエコスター<SATS>が上昇。ベライゾン<VZ>が同社の一部無線周波数帯の取得について協議を進めていると伝わった。

 スウェーデンの音楽配信サービスのスポティファイ・テクノロジー<SPOT>が下落。創業者のエク氏が来年CEOを退任し、ノルストロム氏とセーデルストロム氏が共同CEOに就任する人事を発表した。

 ロケット宇宙船開発のファイアフライ・エアロスペース<FLY>が大幅安。テキサスでの試験中に切り離したロケットをを喪失する事象が発生したと発表した。

 仮想通貨のマイニングなどを手掛けるビットデジタル<BTBT>が下落。転換社債の発行が伝わった。

 ウランやレアアースなど先進技術に必要な原材料を生産するエナジー・フューエルズ<UUUU>が下落。6年満期の転換社債5億5000万ドルを発行と伝わった。

 ファイザー<PFE>が上昇。トランプ大統領との合意の一環として、一部医薬品の価格を大幅に引き下げ、米国内に700億ドルを投資することに同意した。一方、これにより同社はトランプ政権の製薬関税から3年間の猶予を獲得した。大統領は10月1日から米国に輸入される医薬品に100%の関税を課すと表明していた。イーライリリー<LLY>も上昇。

 ロボット処理による自動化ソフトウエアを手掛けるUiPath<PATH>が上昇。エヌビディア<NVDA>との協業を発表したことが材料視されている。