東京で焼酎を深く知るバー4選! ここでしか味わえない焼酎のオリジナルカクテル
焼酎の楽しさがわかってきたら、種類豊富なバーへおでかけを。焼酎に精通する店主やスタッフと話せば、新たな魅力との出合いも!?深く潜り、沼っていきましょう。
その数、約1300種!めくるめく焼酎の世界に身を委ねて『焼酎Bar秘蔵(ひめくら)』@押上
焼酎好きの秘密基地……と書いてはみたけど通には知られた有名店だ。一歩入れば四方八方、焼酎だらけ。その数バックヤードも含め約1300種!
選ぶのも迷うが店主の土山章裕さんに聞けば大丈夫。蔵の特徴と味の説明、楽しませ方にも焼酎への深い知識と愛がある。ソーダ割りならまず氷と焼酎をステアして冷やし、次に炭酸を氷にあてないようグラスの縁からそっと注ぐ心遣い。
CHILLGREEN・ビター&トロピカルソーダ割り850円、江戸酎・蒼ロック950円

『焼酎Bar 秘蔵(ひめくら)』(左)CHILLGREEN ビター&トロピカルソーダ割り 850円 (右)江戸酎 蒼ロック 950円 「CHILLGREEN」はソーダ割りがおすすめ。ゴクゴク飲めるよう炭酸多め。「江戸酎 蒼」は1年仕込みの限定品。通常の3年熟成に比べてよりフレッシュさと酸味が感じられる
お湯割りは温度調整しやすいちろりで、等々。魅力を引き出すサーブの工夫に感服、絶対的信頼感で身を委ねられる。独学の酒肴も粋で、和洋中にスパイス系まであれやこれ。はぁ、いっそここに住みたい。

『焼酎Bar 秘蔵(ひめくら)』店主 土山章裕さん
直撃!焼酎の楽しみ方
店主:土山章裕さん「焼酎の魅力は、飲み方次第で全く違う味わいが楽しめる自由度の高さでしょう。香りの酒なので、ペアリングの際はその焼酎の香りの個性に味わいをプラスするような料理との相性を探るといい。ライトな焼酎ならあまり強い味じゃないサラダなど、料理とトーンを合わせるのもおすすめです」

『焼酎Bar 秘蔵(ひめくら)』
[店名]『焼酎Bar秘蔵(ひめくら)』
[住所]東京都墨田区向島4-26-6
[電話]03-3625-1856
[営業時間]18時〜23時半(23時LO)
[休日]水
[交通]地下鉄半蔵門線ほか押上駅A3出口から徒歩7分
名物はレモンサワー!焼酎や泡盛もある個性派バー『Barくらげ』@下北沢
下北沢の線路跡地の一角に佇む「マスタードTMホテル下北沢」。その中にある『バーくらげ』は、おいしい蒸留酒との出合いを繋げてくれる場所。
クラフトビールや自家製レモンサワーなどもあって間口は広いが、棚に並ぶボトルは選び抜かれた蒸留酒ばかり。そこには焼酎もあり、バーテンダーの視点から、おいしい飲み方を紹介してくれるのだ。
自家製コーヒー焼酎800円、焼酎ハイボール800円〜

『Barくらげ』(左)自家製コーヒー焼酎 800円 (右)焼酎ハイボール 800円〜 エチオピア産の深煎りコーヒー豆を漬け込んだ「長雲」ロック。ミルクで割ってもおいしい。焼酎ハイボールのベースは好みで変更できる
カフェのようなヌケ感のある空間はこだわりの音響設備から流れるグッドミュージックが心地よい。スタッフとの会話もいつしか弾み、店内には和やかな空気が漂っている。居酒屋とはまた違う、晴れやかな気分で焼酎を味わいたい。

『Barくらげ』店長 戸田恵大さん
直撃!焼酎の楽しみ方
店長:戸田恵大さん「ソーダアップをする時、お酒のテイストに合わせて炭酸を使い分けることがあります。通常は強炭酸を使用することで香り立ちを華やかにしていますが、焼酎は微炭酸が合うものもあるので、お好みを伺って提案しています。また、同じ銘柄で、炭酸を変えて飲み比べるのも面白いですよ」

『Barくらげ』
[店名]『Barくらげ』
[住所]東京都世田谷区北沢3-9-19MUSTARD HOTEL1階
[電話]なし
[営業時間]17時〜24時、土・日:15時〜24時
[休日]無休
[交通]小田急線東北沢駅西出口から徒歩3分
面白い→おいしい、実験的な飲み方で新たな扉が開く『うつつ−葉−』@高円寺
バーの魅力=店主の魅力でもあると思う。和酒に特化したこちらも店主の葉蔵さんが醸し出す穏やかな雰囲気が心地いい隠れ家だ。焼酎は「世間の流行りでなく自分の中のミーハーたちを揃えてます」なんて言われたら彼の好きなタイプを深堀りしたくなる!
龍宮うつつラボ1000円、はちまんろかせずストレート900円

『うつつ−葉−』(左)龍宮うつつラボ 1000円 (右)はちまんろかせずストレート 900円 無濾過の芋焼酎「はちまんろかせず」はストレートが店主のおすすめ。今まで飲んだ焼酎の中で一番好きとか。「龍宮」と高級味醂は6:1。味の変化を体感するのが「うつつラボ」
今のおすすめは黒糖焼酎「龍宮」+最上白味醂という飲み方。各々を舐めつつ、次に合わせてロックで。どんな変化が起こるのか、たちまちバーがラボになる。これがびっくり、深いまろみが広がり単独とは全く別の表情に。
「面白いと思うことが興味の一歩です」と葉蔵さん。激しく同意。あなたも楽しくおいしい実験を。

『うつつ−葉−』店主 葉蔵さん
直撃!焼酎の楽しみ方
店主:葉蔵さん「焼酎は割り材としても優秀です。味わいがしっかりしているので炭酸やトニックウォーター、ライムを入れてみたり、フルーツと合わせたり、カクテルやサングリア的な遊び方をしても楽しいですよ。龍宮+味醂のようにミックスすれば「お前そんな顔もするのか!」ときっと驚くはず(笑)。」

『うつつ−葉−』
[店名]『うつつ−葉−』
[住所]東京都杉並区高円寺南3-59-14藤野ヒルズ102号
[電話]070-9164-1573
[営業時間]18時〜翌2時※曜日により変更あり、SNSで要確認
[休日]不定休
[交通]JR中央線ほか高円寺駅南口から徒歩3分
レアもの揃いのバーで異彩を放つ独創的な焼酎カクテル『/DRAFT』@恵比寿
芋焼酎を中心に入手困難なボトルまで棚にぎっしり。それらをロック、水割り、ソーダ割りで素のままの風味を楽しむのも大いにありだけど、このカウンターでしか味わえないのが焼酎を使ったオリジナルカクテルなのだ。
和紅茶とクリームチーズ1400円、若桃とマティーニ1500円

『/DRAFT』(左)和紅茶とクリームチーズ 1400円 和紅茶の香りを移した米焼酎がベース。上にはクリームチーズのホイップを乗せている (右)若桃とマティーニ 1500円
マティーニは鹿児島の「だいやめ」がベース。この焼酎が持つライチを思わせる香りがドライベルモットとさりげなくマッチし、ピックに刺した早摘みの桃の甘露煮がちょうどいい合いの手だ。
焼酎も世界の蒸留酒に肩を並べるようになったかと、頼もしい気持ちになってくる。しかも前菜から炭水化物までフードメニューも充実しているので一軒目としても使えそう。
直撃!焼酎の楽しみ方
「特に芋焼酎は造り手や原料、麹によって、多彩な味わいになるのが面白さ。最近ではライトな味わいのボトルも増え、若い飲み手が増えてきたのを実感しています。初心者から飲み慣れている人でも楽しんでもらえるのがオリジナルカクテル。黒糖や抹茶、ゆずなどの和素材をアクセントに使っていて焼酎の新味を発見できますよ!」

『/DRAFT』
[店名]『/DRAFT』
[住所]東京都渋谷区恵比寿南1-4-2・EBISU ASAHIYA BUILDING4階
[電話]03-6452-4900
[営業時間]17時〜翌2時
[休日]日
[交通]JR山手線ほか恵比寿駅西口から徒歩1分
撮影/貝塚隆(秘蔵、くらげ)、大西陽(うつつ、/DRAFT)、取材/肥田木奈々(秘蔵、うつつ)、岡本ジュン(くらげ)、菜々山いく子(/DRAFT)
※月刊情報誌『おとなの週末』2025年8月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
…つづく「人気と実力のある店だけが生き残る【紳士・淑女のためのバー】裏渋谷おすすめ5店」では、中心部の喧騒を離れてのんびりと過ごせる裏渋谷ならではの、とっておきのバーをレポートしています。
