40代「靴は4足で十分」と気づいた。お気に入りだけをもつ、シンプルルール4つ
「靴箱にはたくさんあるのに、履いているのはいつも同じ靴…」。そんなモヤモヤを感じていた、整理収納アドバイザーでミニマリストのカヨさん(1児の母)。「お気に入りだけをもつ」という考え方にシフトした際に、4足にまで減らしました。数が少ないからこそ選びやすく、気持ちもラクに。今回はカヨさんが靴選びで大切にしている4つのルールをご紹介します。

1:どんな服にも合わせやすい色とデザイン
少ない靴でやりくりするには、どんな服にも自然となじんでくれる1足があると本当に助かります。私がベースにしているのはシンプルな形と、黒白といったベーシックな色です。
今もっているのは、黒と白のレザーのサボ、白のキャンバス地スニーカー(コンバースのオールスター)、黒のバレエシューズの4足だけ。どれもスカートにもパンツにも合わせやすく、カジュアルにも少しきれいめな装いにも自然にマッチしてくれます。
とくにサボやバレエシューズは脱ぎ履きがしやすくて、忙しい日にも助かる存在です。
派手なデザインの靴もかわいいけれど、やっぱり手に取るのはシンプルで合わせやすい靴ばかり。毎日を心地よく過ごすには、着る服を選ばない靴がいちばん頼れると実感しています。
2:自分で手入れできる靴を選ぶ

靴って毎日使うものだからこそ、きちんとお手入れして長く履きたい。でも正直、手間がかかるものからはだんだん遠ざかってしまうんですよね。
専用のブラシが必要だったり、クリーニング店に出さないといけない靴は、忙しい毎日の中では出番が少なくなりがち。
だから私は、自分で手軽にメンテナンスできる靴だけを選ぶようにしています。
たとえば、汚れたら水洗いできるスニーカーや、レザークリームだけでツヤを取り戻せる革靴など。どちらも道具いらずで、気がついたときにサッと手入れができます。
自分で整えられる靴は履くたびに愛着が増し、相棒のような安心感があります。数を厳選するからこそ、手入れのしやすさは本当に大事なポイントです。
3:必ず履き心地を確かめてから買う

靴選びでいちばん後悔しやすいのが「見た目は好きだけど履いてみたら合わなかった」というパターン。靴ってちょっと合わないだけでもすごく疲れるし、足を痛めてしまうこともありますよね。
そのため、買う前に必ず履き心地を細かくチェックするようにしています。実店舗で試し履きするのはもちろん、通販を利用するときも返品ができるかをしっかり確認。室内で試してみて「これなら大丈夫」と感じたものしか残さないようにしています。
私が靴に求めるいちばんの条件は「長時間歩いても疲れにくいこと」。おしゃれなだけじゃない、実用性がある靴は日常の中で頼れる存在になります。履いていて気持ちがいい靴こそ暮らしに本当にフィットする一足だと思います。
4:靴をかつて手放した理由を思い出す

靴の失敗って、あとから振り返るとちゃんと理由があるんですよね。
私が過去に手放した靴を思い出してみると、汚れやすいスエード素材だったり、ヒールが高くて長時間歩けなかったり、幅が狭くて足が痛くなったり…。どれも「なんとなく買ってしまったけど、実際には合わなかったもの」ばかりでした。
でも、この合わなかった経験が、自分にとっての選ばない基準になります。「もうこういう靴はやめておこう」と知っていれば、似たような失敗を防げるし、買い物の判断がすごくラクになります。
「持たない暮らし」って、ただ数を減らすことじゃなくて、自分に合うものを見極めること。そのためにも、過去の靴選びをちゃんと振り返ることははとても意味があると思っています。