駒大教授がベンチャーの株式上場を『トリリオンゲーム』で解説「証券投資の勉強にもなる」

「【上場のしくみ】経済を学んで『トリリオンゲーム』をもっと楽しく読もう#02【漫画さんぽ】」と題された動画には、駒澤大学経済学部の深見泰孝教授が登場し、漫画『トリリオンゲーム』についての解説を行った。この漫画は、若手ベンチャー企業家が1兆円を稼ぐことを目指すストーリーで、深見教授はこれを通じて経済や証券市場の仕組みを詳しく説明した。動画にはゼミ生も参加し、上場プロセスに関するリアルな知識が披露された。

深見教授は、「漫画だからといって、あり得ないような話が出ているわけではなく、証券投資の勉強にもなる」と述べ、『トリリオンゲーム』が提供する教育的な価値について語った。特に、上場後に行われるロードショーやブックビルディング方式に注目し、「こういったプロセスは実際の企業上場でも見られる」と、経済の理論と実務の結びつきを強調した。また、「初値と公開価格がどのように決まるのか、その背景には二つの理屈がある」と述べ、実際の投資の注意点も解説した。

さらに、動画では投資のリスクについても議論がなされ、深見教授は「ベンチャー企業に投資するには、リスクを理解し、余裕がある場合に限るべきだ」と警鐘を鳴らした。その一方で、高校生など若い視聴者に向けては「こういう漫画を通じて、お金に関する勉強を少しずつ学んでいくべきだ」というメッセージを送り、金融リテラシーの重要性を力説した。

動画の締めでは、深見教授とゼミ生、水戸さんが視聴者に向けて『トリリオンゲーム』や駒澤大学への関心を呼びかけた。