NY株式13日(NY時間16:22)(日本時間05:22)
ダウ平均   41393.78(+297.01 +0.72%)
S&P500    5626.02(+30.26 +0.54%)
ナスダック   17683.98(+114.30 +0.65%)
CME日経平均先物 36385(大証終比:+95 +0.26%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸。一時437ドル高まで上昇する場面も見られた。先週の米雇用統計から今週のインフレ指標を経て、今週の米株式市場は9月に入ってからの、先週の急速な下げを取り戻している。売り先行で始まるものの下値での押し目買いが活発化し、最後はプラスで終える展開が続いた。典型的な強い相場の動き。

 本日は上げが一服しているが、特にエヌビディア<NVDA>を中心にIT・ハイテク株に買い戻しが入ったことは心強かったようだ。本日もナスダックは5日続伸し、今週の好調なパフォーマンスにさらに弾みをつけている。S&P500も5日続伸し、先週の下げを取り戻している。

 「結局のところ米消費と経済は依然として好調で、企業利益は予想を上回るペースで伸び続けている。AI関連銘柄の一部が大幅に値を下げたことは確かだが、これらの動きは全体に波及しているようには見えず、米株式市場の反発は完全に正当化されると思う」との声も出ていた。

 市場は来週のFOMCに注目している。0.25%ポイントの利下げが有力視されているが、ここに来て0.50%ポイントの大幅利下げの可能性も再浮上している。一部報道でFOMC委員が利下げ幅を決めかねているといった報道や、ダドリー前NY連銀総裁がフォーラムで「大幅利下げに強い論拠があると考えている。自分なら何を求めるか分かる」との発言も思惑を高めているようだ。

 短期金融市場では45%の確率で大幅利下げを織り込んでおり、前日から急上昇。ただ、直近の米雇用統計やインフレ指標からは、あくまで景気減速の範囲で景気後退のシナリは正当化されておらず、来週の大幅利下げは必要ないことが示されているといった意見も多い。

 ただ、短期金融市場では年末までのFRBの利下げを計1.00%で織り込んでいる。年内は来週を含めてあと3回のFOMCがあるが、どこかで大幅利下げの実施を織り込んでいる状況。来週でなければ11月か12月の大幅利下げを市場は期待している状況。来週のFOMCでは委員の金利見通し(ドット・プロット)が公表されるが、そこで年内の大幅利下げの可能性が示されるか注目される。

 アドビ<ADBE>が決算を受け下落。1株利益、売上高とも予想を上回ったものの、第4四半期のガイダンスで1株利益および売上高の見通しが予想を下回ったことが嫌気されている。

 オラクル<ORCL>が上昇。前日引け後にアナリスト向けの説明会を開催し、2029年度の通期売上高が1040億ドル以上に上るとの見通しを示したことが好感されている。クラウドインフラ事業の成長見通しを楽観視している。

 ボーイング<BA>が下落。同社最大労組のメンバーが暫定合意していた労働協約案を否決しストライキ実施を決めた。シアトル郊外にある同社の民間航空機製造拠点で生産が一時止まることになる。また、ムーディーズが同社の格付け見通しをジャンク級に引き下げる可能性のあるウォッチ・ネガティブに引き下げた。

 家具インテリア販売のRH<RH>が決算を受け大幅高。1株利益、売上高とも予想を上回った。一方、ガイダンスでは通期の売上高見通しを下方修正している。ただ、同社はここ数カ月の顧客需要の改善を強調。通期売上高の下方修正については、品揃えの調整により強い需要と売上計上との間に時間差があるためと説明した。