リトラクタブルヘッドライトやGTウイング!特殊装備がある車は高く売却できる?
車を売却する際、サンルーフやレザーシートなどの人気装備が付いていると、査定額がアップします。
では、リトラクタブルヘッドライトなどの装備がついた”旧車”や、GTウイングなどが装着されている”カスタムカー”はどうでしょう?
特殊な装備がついている車は、何の問題もなく売却できるのでしょうか?
リトラクタブルヘッドライト装着車はそもそも人気スポーツカーが多い
マツダ RX-7の歴代シリーズをはじめ、1980年代から1990年代までの間に国産メーカーが手がけたスポーツカーに採用されてきたリトラクタブルヘッドライト。ボディ先端が「パカッ!」と開き、ヘッドライトが表れる仕組みや動きがカッコいいと、今でもファンが多い装備です。
しかし現在、リトラクタブルヘッドライトを採用する新車はありません。
リトラクタブルヘッドライトを装着した車の売却について、神奈川県内にあるスポーツカー専門で買取を行っているチェーン店(以下表記:A店)のスタッフに尋ねてみました。
「年々個体が減っているので、とにかく依頼があれば査定をさせていただき、相応の買取価格を提示させていただいている状況です」
特定の車種に限られるものの、リトラクタブルヘッドライトを装着した車種は、値段がついた状態で売却できるケースが多いそうです。
リトラクタブルヘッドライトを採用している車種は、RX-7だけに限らず、トヨタ スープラ(3代目 A70型)やMR2(初代 AW10型・2代目 SW20型)、日産 180SXなども中古車市場で高い人気を維持しています。
そもそも近年、旧車およびスポーツカーの中古車価格が高騰しています。生産されてから20年から30年が経過しているモデルが多いこともあり、なるべく状態のよい個体を確保したい中古車買取店の思惑があるのかもしれません。
■買い取ってもお店の在庫にしないことも…どうして?
しかし、リトラクタブルヘッドライトを装着した車種でも、買い取った物件をそのままお店の”在庫”として取り扱わないこともあるそうです。
そういった場合は、「業者オークション」に買い取った車を出品して、国内や海外問わずに他所へ流通させるとのこと。こういったことは中古車を取り扱う業者間で活発に行われています。
A店のスタッフも、「業者オークションへ流したほうが効率よく捌けることもあるので、店頭に在庫として置いたままにするより見込みがありそうな物件は買取時に見極めるようにしています」とのこと。
希少価値が高くなっているリトラクタブルヘッドライト装着車種は、売却後の物の流通ペースが早くなっています。気がつけば元愛車が海外で走っているというのも珍しくないそうです。
GTウイングなどが装着されたカスタムカーは…
一方、GTウイングをはじめ社外製のエアロパーツやアルミホイールなど、外観に変化を加えているカスタムカーは、お店によって対応が異なるようです。
まず、メーカーの正規ディーラーでは、純正パーツが揃っているノーマル車よりも査定が下がったり、金額がつかなかったりすることもあるそうです。
とある国産メーカーのディーラー(以下表記:B店)のスタッフは「下取り車を系列の中古車部門で販売するケースが大半となり、社外パーツで固められた物件は売るのが難しいため、高い査定額を付けにくい」と、悪戦苦闘をしている現状を語っています。
ただし、メーカー公認で市販されている”コンプリートカー”と呼ばれるモデルや、純正のカスタマイズパーツが使われている車種は、ディーラーの下取りに対応できる可能性が高いとのこと。
日産の「NISMO」やスバルの「STI」など、自動車メーカーが関わっているチューナーのパーツであれば、よほどの問題がない限りは下取りを拒否されることはなさそうです。
一方、中古車買取店では、カスタムカーでも気兼ねなく査定への持ち込みを歓迎しているケースも。先述のA店のスタッフは、「ノーマル車に限らずカスタムカーも査定に応じているので、状態にもよりますが、相応の金額をつけさせていただいています」と語っています。
ディーラーの下取りに応じてもらえそうにないなら、中古車販売店へカスタムカーを持ち込むのも得策ではないでしょうか。
■純正パーツに戻して売却するのも一手
カスタマイズパーツをすべて取り外し、保管しておいた純正パーツに取り替えてから車両を売却するのも一つの手段です。
ノーマルの状態で車両を購入して、エアロパーツなどをカスタム専門店で取り付けてもらったり、DIYによる自己作業で改造したりする人も多いでしょう。その際、不要になった純正パーツを処分してしまうのではなく、手元に残すことで売却の際に元の状態へ戻すことができます。
加えて、取り外したカスタマイズパーツは、中古パーツを取り扱うショップに売却できる可能性もあります。手間を惜しまないなら、”純正パーツ戻し”と合わせて取り組むとよいでしょう。
カスタムパーツでアクセントをつけたりした愛車と悔いのないお別れをするためにも、購入時、カスタム時は売却時のことも考えてみるとよいでしょう。
