ディスプレイが1秒間に何回描画できるかを示す数字がリフレッシュレートです。近年のPCは一般的に30〜60Hz出力がほとんどで、なめらかな動きが要求される場面では120Hz以上が出力されることもあります。そんなリフレッシュレートに動的に対応する「ダイナミックリフレッシュレート(DRR)」にWindows 11が対応したと、Microsoftが発表しました。

Dynamic refresh rate - Get the best of both worlds | DirectX Developer Blog

https://devblogs.microsoft.com/directx/author/anamarta/

映像とは静止画の連続であり、「1秒間に何枚の静止画を表示するか」をフレームレートと呼びます。そして、映像をディスプレイに表示する場合は、このフレームレートにディスプレイのリフレッシュレートが対応している必要があります。

例えばリフレッシュレート120Hzという場合は、最大120fps(フレーム毎秒)の映像を出力できるということ。そして、より高いフレームレートであればあるほど、映像がより滑らかに感じられます。

例えば、ゲームをしたりウェブブラウザでページをスクロールしたりする場合は、リフレッシュレートが高い方がより快適に利用できます。ただし、リフレッシュレートを高く保つということは、それだけ電力消費も多くなる点には注意が必要。また、単にメールを打ったりブログを執筆したりする場合は、高いリフレッシュレートを必要としません。



DRRは、状況に応じて必要とされるリフレッシュレートに動的に対応する機能です。例えばメールや文書作成の時はリフレッシュレートを60Hzに設定し、お絵描きやページのスクロールの時だけ120Hzに切り替えることで、電力効率が向上し、ユーザーエクスペリエンスもスムーズで応答性の高いものとなります。また、Surfaceペンなど、Windowsに互換性のあるペンを使う場合は、DRRを適用した方がより滑らかな描き心地を体験できるとのこと。

Microsoftのグラフィックス部門プログラムマネージャーを務めるAna Marta Carvalho氏は、ノートPCに搭載されているWindows 11にはこのDRR機能が搭載されることを明らかにしました。



ただし、Windows 11でDRRを有効にするためには、ディスプレイが最低120Hzのリフレッシュレートと可変リフレッシュレート(VRR)に対応していることが必須。また、Windows Display Driver Model(WDDM)がバージョン3.0以上であることも必要です。

記事作成時点では、2021年6月28日にDevチャンネルで公開されたWindows 11 Insider Previewビルド(Build 22000.51)でDRRを体験可能。ただし、DRRはノートPC向けの機能であり、デスクトップPCと外部ディスプレイでは機能しないとのことなので、注意が必要です。