+Style「スマート扇風機」レビュー、どこでも良質な涼が取れる
数多くのスマート家電を販売する+Style(プラススタイル)から、スマートフォンやスマートスピーカーと連携してさまざまな操作が可能な「スマート扇風機 PS-FAN-W01」が登場しました。昨年発売のモデルとも比較しつつ、その魅力に迫っていくことにしましょう。
+Style ORIGINAL スマート扇風機(Amazon)
■バッテリー搭載で最長30時間の“モバイル運転”が可能!
以前に+Styleが販売していたスマート扇風機はSmartmiの「スマート扇風機 2S」というもので、今回のモデルは+Styleオリジナルモデルという位置付けになりますが、ザックリ言って「後継モデル」と呼んで差し支えないと思います。ということで、軽くスマート扇風機 2Sとの比較をしつつ、最新スマート扇風機の魅力を紹介したいと思います。
まず、デザインを見てみましょう。Smartmi(下の写真左)の方が若干背が高く、アルミを使用したポールに高級感が感じられます。

デザイン的によりシンプルになっただけかな……?と思いきや、実は大きな進化がありました。それが「高さ調整が可能になったこと」です。ポールが2段階の分解構造になっており、2本を使うと高さ890mmの通常サイズのフロアファンとして、1本だけ使うと高さ570mmの小型サイズのテーブルファンとして使えるようになります。Smartmiの方は六角レンチを使ってポールを取り付ける必要がありましたが、新型スマート扇風機の方はボタンを押すだけのワンタッチで着脱ができます。これは納戸や押し入れなどから取り出して使う場合にも、シーズンが終わってしまう場合にも便利です。



■アダプター端子が変更されてコードレス扇風機のユーザー体験が一変!
バッテリーを内蔵し、最長30時間のコードレス運転が可能なのも昨年発売モデルと同じです……が! かなり魅力的に変わったポイントが「接続端子」です。
昨年発売のスマート扇風機 2Sは、一般的なACアダプターなどに接続する「メガネケーブル」を挿すスタイルでしたが、最新モデルはマグネットによる着脱が可能なスタイルになりました。ザックリ言うとアップルのMacBookシリーズに使われている「MagSafe」みたいな感じで、足などを引っかけても安心です。



メガネケーブルはしっかりと奥まで差し込むスタイルだったので、家の中でサッと持ち運んで使うという用途をするために、いちいち本体の台座を押さえてケーブルを引っ張る必要がありました。しかし最新モデルはマグネットになったので、取り外しも取り付けもワンタッチで、ちょっと腰を曲げるだけで着脱できます。
昨年モデルは、「あれ? このモデルバッテリー内蔵じゃなかったっけ?」と思ってしまうほど、電源ケーブルが刺さっている姿がしっくりくる感じでした。しかし最新モデルは端子にカバーが付いているデザインも含めて、「積極的に取り外してくださいね!」とプッシュするようなデザインに思えます。ちょっときつい言い方をすると、メガネケーブルを採用しているだけで「コードレス扇風機」というユーザー体験を阻害してしまうほどのマイナスポイントでもあったのですが、それが変わっただけで「次はどこに持っていこうか」と思ってしまいそうになるのだから不思議なものです。
もう一つ、地味ながら使い勝手が大きく変わったところもご紹介しましょう。それが本体ボタンです。
昨年モデルでは、本体上部に電源ボタン、背面に首振りボタンを搭載しており、電源のオン・オフと風量調節、首振りのオン・オフができるようになっていました。後で紹介するスマホアプリではかなり細かい調整ができるのに対し、本体でできることは限られていました。

最新モデルの操作部はボタンを省いてタッチ操作になりました。電源のオン・オフから風量調節、首振り、エコモードのオン・オフ、オフタイマーの設定やチャイルドロックの設定ができます。アイコンのみの表示で文字はほとんどありませんが、パッと見て想像できるユニバーサルなデザインになっています。

スマホアプリで操作できる「スマート家電」にはスマホがないと何もできない、もしくはほとんどの操作ができなくなってしまうものもありますが、ここまで操作できれば十分満足度できるのではないでしょうか。
+Style ORIGINAL スマート扇風機(Amazon)
■スマホアプリで操作できるだけでなく、他機器との連携動作も可能
スマート扇風機はその名の通り、スマホ向け「+Style」アプリから操作ができるのも大きな特徴です。その使い勝手をざっと紹介しましょう。
風速は12段階(本体では4段階)、首振り角度は30/60/90/120°の調整が可能(本体では120°のみ)。チャイルドロックや操作オンのオン・オフ、ボタンの明るさ調節などもできます。タイマー設定などもできるので、起きる時間に合わせて扇風機を起動するといった使い方も可能です。


さらに、スマートスピーカーとの連携も可能です。「OK Google、扇風機をオンにして」とか、「扇風機を10にして」などと声をかけると、オン・オフだけでなく風量調節などもできます。扇風機をオン・オフするためにいちいちスマホアプリを立ち上げるのは面倒ですが、声をかけるだけならかなり楽です。

スマホで操作できることよりも魅力的なのが、「+Style」アプリで操作ができるという点です。
スマート扇風機は昨年発売のスマート扇風機 2Sと違って+Styleオリジナル製品になっており、同社の「+Style」アプリから操作ができるようになっています。
+Styleアプリの「スマートモード」を使うと、「天候が変化した場合」や「場所が変化した場合」など、一定の条件で扇風機やその他の+Styleオリジナルスマート家電を動作させられるようになっています。


例えば「天候が変化した場合」から「外温度」を選び、「Tokyo(東京)」の外気温が30℃を超えたら扇風機を動作させる……といった使い方ができます。同社の「スマートマルチリモコン」を使って室温を計測すれば、さらに正確な室温をトグルにして扇風機を起動させることもできます。……まあ、スマートマルチリモコンを使うなら、いっそエアコンを作動させた方がいいのですが、寝苦しくなる時間帯に扇風機を付けて心地よくしてくれる……みたいな使い方ならよさそうです。

+Styleアプリはかなり高機能・多機能な上に、対応するスマート家電やセンサーも多いので、このスマートモードを使いこなすまでにはいろいろトライアル&エラーを繰り返してみるのも楽しいかもしれません。
同じ+Styleの取扱商品ということでSmartmiの「スマート扇風機 2S」と+Styleオリジナルの「スマート扇風機」は兄弟商品というか後継モデルのように思ってしまっていましたが、最新のスマート扇風機はほんのちょっと微妙な点をしっかりとクリアし、ほぼ不満のないモデルに仕上がりました。一気に暑くなってきた今こそ、活躍するタイミングではないでしょうか。
+Style ORIGINAL スマート扇風機(Amazon)
