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11月2日の「サワコの朝」のゲストは、女優の山本陽子さん。21歳で日活ニューフェイスに合格し女優デビュー。1970年代には、テレビドラマへの出演も始め瞬く間に人気女優になりました。また、2010年には老舗海苔店との“専属モデル契約年数世界最長記録”がギネスワールドレコーズに認定。CM出演開始から53年目に入った今も記録を更新し続けています。常に挑戦していたいと語る山本さんに人生を謳歌する極意を教えていただきました。

和服美人・山本さんの性格は意外にも男前！？
現在は、熱海で悠々自適な一人暮らしをしている山本さん。東京からの引っ越し作業のほとんどを一人で行ったというと「家具の移動も中のもの出すのがめんどくさい時は、そのまま突っ込んで下に毛布とか滑るものを入れてそれごと引っ張った」とたおやかな和服美人のイメージとは異なる果敢な一面を披露。加えて「何をやってもあまり疲れないんです」というと好きな日本画を描くために設けたアトリエで使うテーブルや小物は、自ら100円均一に出向き買い揃えたと話し「日曜大工みたいなもの、すごく好きです。色々なものを作り上げること。何か、一日中動いてないとダメなんです」と止まる事を知らない日常を告白。同じマンションの住人からは「朝からよく動きますね。とかっていわれるんですけどね（笑）」と、どんなに撮影で疲れていても一日中何もしないでいることはないとダラダラしない私生活を明かしました。

そんな山本さんの生活の中には、サワコとの共通点も。それはサランラップの使用法。サワコ曰く「皆に冷たい目で見られる」その使い方とは、サランラップの使い回し。「かけただけじゃ汚れていない」とサワコが持論を掲げると、「水洗いをして再利用する」と話し、同じ考えを持つもの同士と盛り上がりました。さらに「保冷剤が冷凍庫に山のようにたまる」と悩みを相談したサワコに、山本さんは「靴箱に（保冷剤を）破いて入れた瓶を入れると脱臭剤になるんです」と保冷剤の再利用法を披露。山のようにあっても１週間くらいで取り替えて使うようにするといいと、目から鱗の生活の知恵をサワコに伝授しました。

嫌だったらやめればいい！山本流の人生の歩み方
「やりたいことが、たくさんあるもので」という山本さんは、これまでにテニスや乗馬、ゴルフに挑んだ他、"初めてポルシェに乗った日本人女性"として知られる程、大の車好きでもありました。現在もその旺盛な好奇心に変わりはなく、去年は新たにフラダンスを始めたといいます。「毎年、毎年歳を重ねていくわけですよね。それに挑戦していくことが楽しいんです。来年、78歳になった時に、必ず何か出会いがあると思うんですよ。どういう出会いが私のところに入ってくるか。それが楽しみでワクワクしますよね」と、さらなる出会いに胸を弾ませました。そんな山本さんは、元々は証券会社に勤務するO Lでした。秘書になりたかったそうですが、友達の勧めで日活に入ることに。「180度違う世界ですから大変でした」と当時を回顧すると、劇団民藝での３ヶ月に渡る厳しい研修では「これがダメなら次の仕事に行くわと思っていたからストレスはたまらなかった」と、長く続ける気はなく、自分に合った仕事を見つけるまでは頑張ろうと思っていたと明かしました。

そんな中、世の中にテレビが普及。「お出になる方なんて絶対いらっしゃいませんよ。嫌だったんですね。大きなスクリーンから小さなブラウン管の中に納まることが」と、当時はテレビに出演することが映画からの格下げ、都落ちのイメージだったと説明。しかし、山本さんの考えは異なるもので、風評は気にせず前に進んだそうです。「人のご意見を聞くよりも、自分がそこに立って良ければいいことであって、嫌だったらやめればいいわけですから。いつもそうです。挑戦していたいんですよね、常に」と山本さん流の人生の歩み方を語りました。

「サワコの朝」はインタビューの達人・阿川佐和子が土曜の朝に素敵なゲストを迎えて送るトーク番組です。MBS/TBS系で毎週土曜あさ7時30分から放送中。ゲストの心に残る音楽と秘蔵トークをお楽しみに！

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