今季は一塁を中心に140試合に出場(C)日刊ゲンダイ

写真拡大

 グラウンドの戦いだけでなく、こちらの“場外乱闘”も面白そうだ。

主力選手流失も西武21年ぶり連覇…巨人Vより重いその価値

 9日に始まるCSファイナルステージ。昨年同様、首位西武が2位ソフトバンクを迎え撃つ形となった。今年こそ日本シリーズに出場したい西武、2年連続V逸の雪辱をしたいソフトバンクという、ドラマ性も見どころだろう。

 だが、水面下では別の争いもある。それがオフにFA濃厚といわれている千葉ロッテの鈴木大地(30)争奪戦だ。

 鈴木は内野ならポジションを問わず、外野も守れるオールマイティー。中でも二塁をこなせる守備力は最大のセールスポイントだろう。

 ソフトバンクはここ数年、正二塁手が不在。今季は明石や牧原を筆頭に計10人が守ったが、いずれも定着には至らなかった。さらに37歳の内川、36歳の松田といったベテラン勢に次ぐ中堅層が手薄。30歳の鈴木は、彼らが抜けた後もチームを引っ張れる存在として、是が非でも欲しい。

■秋山の後釜

 西武は一見、鈴木は不要に見えるものの、実情は異なる。

「オフに海外FA権行使の可能性が高い秋山の去就が絡んでくる。秋山の後釜の中堅手は金子侑でしょう。となれば、今度は金子が抜けた左翼は誰か、という問題になる。そこに鈴木を入れてもいいが、二塁の外崎を外野に戻す手もある。外崎は浅村移籍の穴埋めで、今季から二塁に転向。もともと内野手で守備も無難だが、球団内では『あの鉄砲肩は外野で生かしたい』という声もある。外崎外野再転向なら、鈴木が必要というわけです」(球団OB)

 西武の二塁手候補には社会人出身で昨年ドラフト3位の山野辺がいるが、それも成長次第。西武は三塁手の中村も来年37歳と高齢だ。いずれにせよ、鈴木獲得なら内野の問題は解決する。

 肝心の資金も、年俸5億円のメヒアが退団濃厚なので捻出は可能。ソフトバンクとはFA戦線でも火花を散らすことになりそうだ。