20代女子が好きなベンツはAよりB!その理由にカーマニアは驚愕しました

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―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―

 メルセデス・ベンツの車名と言えば、A、B、Cなどのアルファベットが冠されているのは、ご存じのとおり。ちょっと車高が低いほうがAクラスで、高いほうがBクラスです。モテないカーマニア的には、どう考えてもAクラスのほうがイイ! と思っていたのですが、巷の女子の意見は異なるようで。だからモテないんですね!

MJブロンディ改め永福ランプ=文 Text by Shimizu Souichi
池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu

◆20代女子はAよりBがイイ!でも売れてるのはCなのでした

 パンパカパーン! メルセデス・ベンツBクラスが新型になりました!

 といっても「うおお!」とコーフンする読者様はいらっしゃらないでしょう。どんなクルマか頭に浮かぶ人も稀でしょう。なにせ現在メルセデス・ベンツには、細かく分けると130車種もあるんだから! AとかBとかCとかの大雑把な分類でも15種類はある(数え方により諸説あり)。なので、私がわかりやすい識別法を伝授します。

「Bクラスは、数あるベンツの中でも、一番カッコ悪くてカバみたいなヤツです」

 カバじゃなければムーミン。初代も2代目も、そして3代目になる新型も全部ムーミン! ムーミンの血脈と申しましょうか。

 いや、ムーミンを買う人の気持ちはわかる。Bクラスはベンツとしてはお買い求め安い価格(400万円前後)で、天井が高くて室内が広いので、ファミリー層に根強い人気があるのだ!

 それにしてもわざわざムーミンを買わなくても……。なら、Bクラスより60万円くらいお安いAクラスのほうが、はるかにシュッとしててカッコいいんで、オレなら死んでもそっちを買うけどなあ。

 今回はこうしてAクラスとBクラスを並べてみましたが、ソックリっちゃソックリだけど、Aクラスのほうが14cm背が低いので、ぐっと平べったくてスポーティに見える。クルマのカタチって、人間の顔と同じでとても微妙なのだ。例えば女優の有村架純さんとお姉ちゃんの藍里さんは、姉妹だから似てるけど、よく見るとぜんぜん違ったでしょう。それと同じで。

 Bクラスのほうが天井が高いので、Aクラスより広々としてるように感じるけど、面積は同じ。それに背が低いほうが重心が低いので走りが安定していて、運転してて気持ちいい。今回乗ったAクラスは2リッターディーゼル搭載のA200dでしたが、すばらしく快速で快適! エンジンはディーゼルとは思えない静かさで、しかもアクセルを踏み込むと「コオオオオオ〜」と快音まで轟く。それで燃費はリッター20km近くまで伸びる。なんていいエンジンなんだ……。

 Bクラスにも同じエンジンが積まれるけど、重心が高いぶん動きはそれなりにモッサリ。つまり、値段もカッコも走りも、すべてAクラスのほうが優れている(断言)。

◆女性は背が高くて中が広いクルマが大好き!

 それでもなぜBクラスを買う人がいるかというと、私の推測ですが、ファミリーだとクルマって女性が購入イニシアチブを握ってるでしょ。女性は背が高くて中が広いクルマが大好き。加えて女性の特徴として、「カッコ悪いクルマが好き」というのがある。カッコいいベンツなんか乗ってたら周囲の目が怖い、でもカッコ悪ければ許される、という!

 そこで、購入層とはちょっと違うけど、扶桑社出入りの20代女子10名に、AクラスとBクラスどっちがいいと思うか、アンケートを取ってみた。その結果は……。

Aクラス/3名
Bクラス/7名

 なんとガチでBクラスの勝利! ガーン!

〈Aクラス推しの意見〉

低いほうが見た目カッコいい
どちらかといえば低いほうが好み
こっちのほうが好きです

〈Bクラス推しの意見〉

低いクルマより高いクルマのほうが普通でいい
低いクルマはオラオラな感じでイヤ
低いクルマはヤンキーっぽい
低いクルマはヤンチャな人が乗ってそうでイヤ
低いクルマはクルマ酔いしそう……家のクルマも背が高いから、そっちのほうがイイ
あまり背が高いクルマはイヤだけど、このぐらいならイイ

 車高が低いクルマ=ヤンキーでオラオラ。背が高いほうが普通でイイ。そういうことだったんスね! もういいです。20代女子なんてどーせ乗せないし。サヨーナラー、涙。

【結論!】
 ちなみに、AクラスとBクラスどちらが売れてるかというと、約2:1でAクラスの勝利! よかった〜。売れてるベンツベスト3はCクラス、Eクラス、Aクラスの順で、背の低いタイプが上位を独占しました。うれし涙。

―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―

【清水草一】
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中。清水草一.com