山形にサクランボ狩りに来てください――

サクランボの収穫の時期を迎える今、ツイッターではこのような呼びかけがされている。2019年6月18日深夜、山形県沖を震源地とした新潟県村上市で最大震度6強を観測する地震が発生したためだ。


今が旬(地震発生後に撮影、画像は石井果樹園提供)

被害状況を慮ってなのだろうか。NHKの報道によると、山形県内のある観光農園サクランボ狩りのキャンセルが相次いでいるという。一方、ツイッターでは、

「山形県民としてお願いします。サクランボへの被害は無いので、みなさんサクランボ狩りに来て下さい。今が旬です。本当に美味しいです」
「内陸部の山形県天童市はまったく被害がありません!さくらんぼシーズン突入!皆さまぜひお越しを!」
「山形県のさくらんぼは今最盛期を迎えています 内陸部では被害がないので観光などの自粛はせずにどんどん狩りに来て下さい!」

といった声があがっている。

実際のところ、県内のサクランボ農家はこうした動きをどう捉えているのだろうか。Jタウンネットは6月21日、東根市の石井果樹園を取材した。

石井果樹園「さくらんぼに影響はありませんでした」


収穫中の「佐藤錦」(画像は石井果樹園提供)

取材に応じた担当者によると、石井果樹園は観光農園ではないが、祖父の代からサクランボ狩りに訪れる家族がいるという。その家族は今年も変わらず訪れてくれる予定だ。

サクランボの被害状況を聞くと、「今回の震災の影響は震度4ほど。部屋の物が落ちる程度でさくらんぼに影響はありませんでした」とのこと。地震が発生した翌日も作業を行っていたという。


出荷の時期で忙しい中、取材に応じてくれた(画像は石井果樹園提供)

影響がなかったのは地震発生がこの時期だったことも関係しているようで、

「東日本大震災の際は3月に起きたので、ハウス加温栽培で暖房(ボイラー)を付けていなければならず、ライフライン(電気)が止まった際には発電機を使い難を逃れた事がありました。今回は時期が良かったため、被害も最小限に抑まり安心しました」

と話している。

担当者自身もYouTube動画を通じて、山形に心配なく来られることを報告しているとのこと。サクランボ狩りは今がピークで、7月になる前までに行くのが良いようだ。