中国メディア・新快網は6日、日本在住の中国人主婦が日本企業に存在する「社畜」について、仕事を休もうとしない夫に対するボヤキを交えつつ紹介する文章を掲載した。

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 中国メディア・新快網は6日、日本在住の中国人主婦が日本企業に存在する「社畜」について、仕事を休もうとしない夫に対するボヤキを交えつつ紹介する文章を掲載した。

 この主婦が投稿した文章ではまず、企業の第一線で「永遠に働き続ける」夫が家族や自分自身のために有給休暇を取ることが非常に難しいという事情を紹介。そのうえで、日本では「8年働けば毎年20日の有給休暇をもらえることになっている。しかし、その消化率は50%に満たないのだ」とした。

 また、休暇を取得するうえでは男女による違いも明らかに存在しており、「多くの男性は、幼い子どもの面倒を見るために、本来ならばもっと休暇を必要とする子を持つ女性の犠牲と努力に頼ることで、仕事に専念することができるのだ」とも論じた。さらに、「わが家の例」として会社が「毎月1日は休暇を取得するように」と従業員に呼びかけているにもかかわらず、夫が「普段この有給休暇をほとんど利用せず、自身をリフレッシュしようとしない」と紹介した。

 そして、夫が「農村には家畜がいるが、株式会社には社畜がたくさんいる」とし、昼夜を問わず“企業戦士”として働く社員は会社が囲いの中で飼育する「社畜」なのだと説明したこと、「必ずしも必要ない部分もあると分かっていながら、巨大な会社を体制を変えるのはあまりに難しい」と半ば諦めていることを伝えた。

 文章はその一方で、時代の変化とともに「休まず働くことが美徳」とされてきた日本国内の考え方にも進歩が見られていると説明。娘の交際相手の父親が1000人足らずの中小企業ながらも業界でシェアの1、2を争う建築部品メーカーに勤めているとし、この企業が年間最多40日と日本で一番多く有給休暇が取得でき、なおかつ残業率がほとんどゼロであることを紹介した。

 また、5年に1度会社の費用で従業員全員が海外旅行に出かけ、創業から50年間で1度も赤字を出していないといった点にも言及しつつ「目の前に並べられた事実を見ると、何とも羨ましくなる」と気持ちを吐露した。

 そして最後に「しっかり休息してこそ、仕事がしっかりできる。この道理が少しずつ日本全体に浸透していくことを願うばかりだ。そして社畜を解放し、家庭に幸福をもたらそうではないか」と締めくくった。(編集担当:今関忠馬)