中国人留学生の前で授業記者を長年やっていると、春夏秋冬朝昼晩、締め切りに追われ、何と季節感のない商売かと思う。だが私は幸いにも、春爛漫のこの時節になると、「一年の始まり」を感じる。それは今時の言葉で言う「二刀流」生活を、20年近くも送っているからだ。第一次安倍晋三政権下の'07年のこと。明治大学教授なる方が来臨されて、厳かに告げた。「あなたが書いた本が面白かった。新設の学部の兼任講師を務めてほしい」か