結婚生活は価値観の異なる2人が営むため、お互いの習慣の違いから衝突することがある。「お悩み相談掲示板」には8月14日、夫の食べ方について妻からの愚痴が寄せられた。相談者は自分で納得がいく味付けでおかずが作れたため、夫にしっかりと味わってもらいと意気揚々と食卓に出した。

しかし夫はおかず単体で食べず、白米とおかずを同時に口に入れて食した。味が口内で混じってしまうため不快に思った相談者は、夫に「どうしていつも口内丼にするの?気持ち悪い」と強く批判。それに対して夫はキレてしまい、夫婦間に不穏な空気が流れた。相談者は、

「作ったのは私なんだから、どうして私が嫌な事する必要があるの?」
「私は全然納得がいきません。どうしてこんなにも怒るのか?嫌だと言ってるんだから、やめてくれれば良いだけの話じゃないですか?どう思いますか?」

と投稿し、怒りが収まらない様子だ。(文:ジャッカル薗部)

「食べ方をあれこれ指図されたら美味しさは半減する」


相談者は夫に"三角食べ"を望んでいる。主食、汁物、おかずを交互に口に入れる食べ方のことで、箸をつける軌跡が三角を描くことからこの名前がついている。一般的には、三角食べによって口中調味となる人も多いのだが、相談者の言いたいのは「美味しくできたから口内調味せず単体で食べてほしい」といったところだろう。

スレッドでは、自分の気持ちを一方的に主張する相談者に対する批判が続出した。

「そんなん言われたら美味しいもんも美味しくなくなるわ家での食事ぐらい好きに食べたいわ」
「いくら美味しいお料理でも、食べ方をいちいちあれこれ指図されたら美味しさ半減、どころか楽しいはずの食事が台無しです」

普段から夫は白米が先になくなったり、汁物に最後まで手をつけなかったりと食べ方が綺麗なタイプではなく、気になっていたという妻。だが家庭でいちいち指摘されて気を使うのはつらい。「家での食事くらい好きにさせて!」という夫の気持ちに寄り添う人は多い。

"気持ち悪い"という伝え方は「最悪です」

一生懸命に用意したおかずを単体で味わってもらえなかったのだから、相談者が悲しくなるのも分かる。しかしそれでも伝え方には課題が残る。相談者の気持ちに一定の理解を示しつつも、言い方のまずさを指摘する人が相次いだ。

「だめなのは、相手のことを否定することと気持ち悪いと言ったことです。今後は伝え方を工夫してみてどうでしょうか?」
「言い方が最悪です。私も旦那さんと同じ食べ方しますがそんな言い方されたら頭にきます!」

今回の喧嘩の原因は「おかずを単体で味わってもらえなかったこと」なので、該当する料理を先に出して食べてもらう手もあったはずだ。言い方にしても、「気持ち悪い」ではなく、「いつもより上手に作れたから、これだけ先に味わって食べて欲しいな」と伝えることもできた。

結婚生活35年という人物は、「長い結婚生活では、時間をかけて何品も作っても、今日は食べないって言われる時もあるんだよ。自分の要望だけ主張するんじゃなく、一歩引いて、相手の言葉に耳を貸すことも大事だよ」とアドバイスしていた。