アジアカップ帰りの本田圭佑選手が強行出場したことが話題になったACミラン対ラツィオのコッパ・イタリア準々決勝だが、試合に駆けつけた観客数の少なさでも話題になっている。


今年に入り、リーグ戦も含め勝利に恵まれないACミランがカップ戦でも敗れるという惨状もさることながら、スタジアムの閑散とした雰囲気は「これがACミランの試合?」と疑うほどだ。

サポーターのフォーラムでも「TVを見てもいつもスタジアムはガラガラに見える」「本当に憂鬱になる」「カップ戦は重要じゃないの?」「ミランへの信頼は無くなったのか?」といったコメントが寄せられている。

カップ戦への注目度が低いことも原因のようだが「ミランはチケット代を高く設定している」という意見もあり、「同じコッパ・イタリアでも、ユベントス対ベローナ戦のチケットは5〜10ユーロで満員だった」との情報もある。実際、この日の動員は9600人程度と、8万人収容のサンシーロを考えるとかなり寂しい客入りだ。

料金設定も問題だが、一方で「ドイツとイングランドは高くても動員は好調だ」との意見もあり、現在のセリエA全体の人気低迷を危惧する声も寄せられている。