19日のリヴォルノ戦でシュートがクロスバーを叩き、ゴールを決められなかったとき、彼は「フランス語、スペイン語、イタリア語」の3カ国語で悪態をついたと楽しそうに語った。

試合後、ミランDFアディル・ラミは満足そうだった。ゴールを決められなかったのは仕方がない。ここまで、ミランでの彼の冒険はうまくいっている。一つのエピソードで文句を言う理由はないだろう。むしろ、彼は正直にこのように話した。

「実際は、ゴールマウスを狙ったわけじゃなく、(フィリップ・)メクセスにパスをしようとしたんだ。あのゴールが決まっていたら、ボールを持ち帰ることもできたんだけどね」

だが、彼はすでに重要な“ゴール”を決めている。特に彼の未来に関することだ。ラミには試合のたびに、ミランに完全移籍を納得させるという任務があるのだ。前述のゴールが決まっていれば、18試合で4ゴール目となっていた。DFにとっては悪くない数字だ。

問題はレンタル元のバレンシアである。選手とクラブの関係は悪いが、バレンシアはラミのパフォーマンスを最大限に生かそうとしているようなのだ。ミランは700万ユーロ(約10億円)という買い取り金額の割引を狙っている。だが、バレンシアは争奪戦を起こそうと狙っているのだ。

イギリス『Daily Mail』によると、ラミにはマンチェスター・ユナイテッドが関心を寄せているという。彼らは1200万ユーロ(約17億円)まで提示するかもしれないそうだ。一方のミランは、リーグ戦が終わるまで金銭的な保証を得ることができない。つまり、ラミを失うリスクは具体的にあるということだ。