台湾の大学生、自殺願望は米の2倍

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(台北 11日 中央社)全国自殺予防センターは9日、若者の自殺問題に関するシンポジウムを行い、心理的挫折により自殺を考える大学生が後を絶たず、特に女子学生の自殺傾向は男子よりも高いとして対策を呼びかけた。

行政院衛生署の統計では、15歳から24歳の死亡原因のうち自殺は2番目となっており、昨年度全体の自殺通報件数にこの年齢層が占める割合は14.6%に相当している。長引く若者の就職難などは大きな社会問題となっているが、専門家は、若者の自殺には人間関係の悩みも大きく影響していると指摘する。

成功大学医学部大学院の周鉦翔氏が2005年に発表した、2835人の大学生を対象に行った調査によると、女子の11.9%、男子の8.87%に自殺を考えたり試みたりした経験があり、その多くは、学業に対する両親からの過度なプレッシャーに起因していたという。具体的には、男子は将来に希望を持てなくなった時、女子は自分に対する評価を気にしすぎて自殺に走る傾向が強いとされている。

同センターによると、全年齢層の総合では女性の自殺未遂率は男性の2倍。周氏は、自殺に走る若者は2005年当時よりは減少しているものの、この3年間で自殺を試みるなどしたという台湾の大学生は3%から5%で、アメリカの平均1.8%に比べると依然として異常な高さだと警告、社会全体でこの問題に取り組むべきだとしている。