ハルビン(哈爾浜、黒龍江省)と大連(遼寧省)を結ぶ哈大高速鉄路の試運転が8日、始まった。ハルビンの1月平均の最低気温は摂氏氷点下23度、最高気温でも氷点下13度だ。これほどまでの寒冷地を走る高速鉄道は世界初という。

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 ハルビン(哈爾浜、黒龍江省)と大連(遼寧省)を結ぶ哈大高速鉄路の試運転が8日、始まった。ハルビンの1月平均の最低気温は摂氏氷点下23度、最高気温でも氷点下13度だ。これほどまでの寒冷地を走る高速鉄道は世界初という。(写真は「CNSPHOTO」提供)

 哈大高速鉄路は全長921キロメートルで、設計上の最高時速は350キロメートル。8日に試運転が始まったが、一般客は乗せず、車内に「米」などの重量物を積んで実験するという。

 ハルビンは中国北部にあり、内陸性気候でもあるため冬の寒さが特に厳しい。1月平均の最低気温は摂氏氷点下23度、最高気温でも氷点下13度だ。12月から翌年2月までは、気温がほとんど氷点を超えない状態が続く。列車は固く凍(い)てついた大地の上を疾走する。

 写真は大連北駅付近で撮影。(編集担当:如月隼人)